ニュース 2017.09.30. 22:45

危険球に侮辱行為、負傷…計5名が緊急交代する大荒れの1日

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グラウンドに救急車が登場し、球場は一時騒然…(C)KYODO NEWS IMAGES

各地でアクシデントが続出…


 9月最終日のプロ野球は、各地で緊急事態が相次いで起こる“大荒れ”の1日となった。

 まずは東京ドーム。プレイボール直後の1回表、巨人先発の畠世周は俊介に二塁打を浴びていきなりピンチを招くと、犠打の構えを見せる2番・上本博紀に対して変化球がすっぽ抜け、そのまま頭部付近に直撃。これで危険球を宣告され、わずか4球で降板となってしまった。

 また、死球を受けた上本は自分で立ち上がるも、大事を取って交代。試合中に病院に向かい、検査の結果異常は見つからなかったとのこと。試合は阪神が勝利を収め、2位を確定させた。

 その直後、札幌では日本ハムの西川遥輝が負傷交代。初回の第1打席で西武の多和田真三郎から左ふくらはぎ付近に死球を受け、足を引きずりながらベンチへと下がった。打率3割や2ケタ本塁打、そして盗塁王争いの真っ只中にいるだけに、状態に注目が集まる。

 つづいては神宮。この日本塁打を放っているヤクルトのバレンティンが5回に見逃し三振に倒れると、その後に地面を蹴り上げ、ホームベースに土をかけるような仕草が侮辱行為と判定されて退場となった。バレンティンの退場は今季3度目のこと。

 最後は京セラ。オリックスの2番手・小林慶祐がソフトバンク・高谷裕亮の強烈なピッチャー返しを顔面に受けて負傷。そのままマウンド付近に倒れ込み動けず、試合が中断して救急車がグラウンドに入ってくるという緊迫した事態となった。

 球場全体が大きな不安に包まれたが、球団は「裂傷し、出血はしておりますが、意識ははっきりしております」と発表。救急車で大阪市内の病院に搬送され、精密検査を受ける予定とのこと。


【30日の緊急交代まとめ】
▼ 畠 世周(巨人)
阪神戦の初回、頭部死球で危険球退場。

▼ 上本博紀(阪神)
巨人戦の初回、頭部死球を受けて負傷交代。
⇒ 試合中に病院へ向かい、異常なし。

▼ 西川遥輝(日本ハム)
西武戦の初回、左ふくらはぎに死球を受けて負傷交代。

▼ バレンティン(ヤクルト)
中日戦の5回、審判への侮辱行為で退場。

▼ 小林慶祐(オリックス)
ソフトバンク戦の6回、打球が顔面を直撃。マウンド付近で起き上がれず、救急車で搬送。
⇒ 「裂傷して出血はしたものの、意識ははっきりしている」と球団発表。



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