ニュース 2017.12.17. 17:00

捕手から内野手に転向した選手といえば…

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ヤクルトの藤井亮太(C)KYODO NEWS IMAGES

ヤクルト・藤井が来季から内野手登録へ


 今季、捕手登録ながら三塁や外野をこなしたヤクルトの藤井亮太が、来季から内野手登録になるとの報道が出た。

 15年から3年連続で打率3割を記録した正三塁手の川端慎吾が故障で、不慣れな三塁を守った藤井。14個の失策を犯したが、5月11日の広島戦(神宮)では福井優也が試みたバントを素早いダッシュでキャッチしアウトにする好プレーを見せた。

 打撃面でも6月7日のソフトバンク戦でプロ初本塁打を放つなど、打率.257、2本塁打、12打点の成績を残した。

 内野手登録となる来季は、故障から復活を目指す川端とレギュラーを争うことになる。

現役選手では銀次が捕手から内野手へ


 今回の藤井のようにプロ入り後、捕手から内野手に転向したケースは多い。

 現役選手でいえば、銀次(楽天)がその一人だ。プロ入りした06年から4年間捕手登録だったが、10年から内野手登録に変更。同年に初めて一軍の公式戦に出場すると、12年に126試合に出場し一軍定着。13年には自身初となる打率3割(.317)を記録し、球団初のリーグ優勝、日本一に大きく貢献した。

 14年はシーズン終盤まで糸井嘉男と首位打者争いを演じ、タイトルを逃したがリーグ2位の打率.327をマーク。そしてプロ12年目の今季は、自身初となる143試合全試合に出場し、オフの契約更改では球団の高卒野手で史上初となる1億円(推定)で契約更改した。

木村拓也は超ユーティリティープレーヤー


 また、藤井と同じように捕手だけでなく、内野や外野など複数のポジションをこなした内野手登録の選手といえば木村拓也が挙げられる。

 木村は捕手として日本ハムに入団したが、外野手に転向。94年オフに広島へトレード移籍すると、外野手登録ではあったが、二塁や遊撃などもこなし、時には捕手として出場するなど“超ユーティリティープレーヤー”として重宝された。

 06年途中に巨人へ移籍し、内野手登録となった08年は二塁で103試合に出場した。翌09年9月4日のヤクルト戦では、先発マスクを被った鶴岡一成、一塁で出場した正捕手の阿部慎之助が途中交代、途中から出場した加藤健が頭部に死球を受けて退場。この緊急事態に木村が10年ぶりに捕手として一軍出場したということもあった。

【捕手から内野手にコンバートした主な選手】
小笠原道大
江藤智
木村拓也
高橋信二
銀次
阿部慎之助
福田永将
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