ニュース 2014.12.21. 19:10

稲葉、里崎、藤井… 今季限りで現役を退く男たち

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第1回のWBCでは、正捕手として日本を初代王者に導いた里崎智也 [Getty Images]
 今年も残りわずかとなり、プロ野球界でも多くの選手たちが現役生活に別れを告げた。自らピリオドを打つ者から、志半ばでチームを去る者。今年は特に、大物選手が数多くユニフォームを脱いだ年でもあった。

 日本ハムでは、稲葉篤紀と金子誠が揃って引退を表明。稲葉はヤクルト時代の10年間で3度のリーグ優勝と2度の日本一を経験。日本ハムが北海道移転を果たした1年後にFA移籍し、新天地でも4度のリーグ制覇と1度の日本一に貢献した。さらに特筆すべきは、ヤクルト時代の野村克也と若松勉。日本ハムでのトレイ・ヒルマン、梨田昌孝、栗山英樹と、20年間で仕えた5人の指揮官をすべてを胴上した点。稲葉は献身的な働きで“優勝請負人”との異名に相応しい実績を残してきた。

 金子は日本ハム一筋で、球団では歴代1位の田中幸雄の22年に次ぐ21年の在籍年数を誇る。高卒3年目の1996年に新人王を獲得。以降も堅実な守備とシュアな打撃を武器に常勝軍団の礎を築いた。

 99年にロッテへ入団した里崎智也は、05年に主力捕手に定着。当時は橋本将との併用がメインながら、強気なリードと勝負強い打撃で同年の交流戦優勝、リーグ制覇、日本一、アジア一と、4冠獲りの立役者となった。また06年には、日本代表の正捕手として第1回のWBC優勝にも貢献。グラウンド上だけではなく、試合後に球場外のイベントスペースでライブを行うなど、ファンサービスにも熱心だった。

 名リリーバーの引退が多いのも今年の特徴。“JFK”の一翼を担い、07年にはプロ野球記録となる90試合登板を果たした阪神の久保田智之。オリックスと中日の21年間で569試合に登板した平井正史。先発としても4度の2ケタ勝利の実績を持つ小林宏。さらに広島一筋20年の横山竜士や、メジャーでも活躍した建山義紀など…。経験豊富なベテランたちが、惜しまれながらも引退の道を選んだ。

 その他にも、西武、オリックス、日本ハムとパ・リーグ一筋で16年間を駆け抜けた赤田将吾。ヤクルト時代の2年目に最多勝のタイトルを獲得し、こちらも巨人やDeNAなど複数球団で計83勝を挙げた藤井秀悟も、先日ユニホームを脱ぐ決断を下した。

 引退後も裏方としてチームを支える者から、異業種で新たなスタートを切る者まで引退後の進路は様々。彼らの雄姿を見られなくなるのは寂しいが、第2の人生でもひと花咲かせてほしいところだ。

【主な現役引退選手】

●ソフトバンク
江尻慎太郎

●オリックス
平井正史

●日本ハム
稲葉篤紀、金子誠、赤田将吾

●ロッテ
里崎智也、G.G.佐藤、神戸拓光

●西武
小林宏

●楽天
仲沢広基、中島俊哉

●巨人
高木康成、石井義人

●阪神
久保田智之、建山義紀、日高剛

●広島
横山竜士、斉藤悠葵、迎祐一郎

●中日
三瀬幸司、小林正人、鈴木義広

●DeNA
藤井秀悟

●ヤクルト
阿部健太、押本健彦、野口祥順

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