ニュース 2014.12.26. 17:30

ベースボールキング編集部が選ぶ “期待以上の働きを見せた助っ人”トップ10

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阪神の躍進を支えたメッセンジャー(左)とゴメス(右) © KYODO NEWS IMAGES
 2014年も残すところあと1週間を切り、新年がすぐそこまで近づいてきた。2014年を振り返ってみると、“キューバ旋風”や、阪神の登録されている助っ人4人が全員個人タイトルを獲得するという史上初の快挙を達成するなど、外国人選手たちの活躍が目立った。

 そこで、ここでは今シーズンの助っ人たちの活躍を振り返り、期待以上のはたらきを見せた外国人選手を独断と偏見でランキングにしてみた。各球団の眼力が問われるこの分野、結果と総評は以下の通り。
  

期待以上のはたらきを見せた助っ人外国人選手トップ10

(※年俸は今季のもの、金額は推定)

1位 マウロ・ゴメス(阪神)
☆打点王 ☆ベストナイン
[年俸]1億2000万円
→ いきなりキャンプで出遅れ、ファンを心配させたが、いざ開幕すると不安の声を一掃。球団史上初となる来日1年目での打点王のタイトルを獲得するなど、チームを牽引する働きを見せた。

2位 エルネスト・メヒア(西武)
☆本塁打王 ☆ベストナイン
[年俸]3600万円
→ シーズン途中の5月5日に入団すると、そこから破竹の勢いで本塁打を重ね、34本塁打で同僚の中村剛也と本塁打王を分け合った。途中入団選手の本塁打王獲得は、プロ野球史上初の快挙。下位に沈むチームの数少ない希望となった。

3位 ライネル・ロサリオ(広島)
[年俸]1000万円
→ 外国人枠の関係でなかなか出場機会に恵まれない中、69試合で打率.336、14本塁打、49打点。9月2日の巨人戦ではサイクルヒットを達成するなど、キラやエルドレッドが不在時には救世主的な働きを見せた。

4位 呉昇桓(阪神)
☆最多セーブ
[年俸]3億円
→ 大型契約で期待も大きくなったが、1年目から39セーブを挙げてセーブ王を獲得。虎ファンの心を見事に掴んだ。特に圧巻だったのがMVPにも選出されたクライマックスシリーズで、6試合全試合に登板し、投球イニングは8回1/3に上った。これは先発の藤浪晋太郎や岩田稔をも上回る数字であり、まさに大車輪の活躍を見せた。

5位 ユリエスキ・グリエル(DeNA)
[年俸]1億円
→ “キューバの至宝”としてハードルは高く設定されていたが、62試合で打率.305、11本塁打、30打点を記録。中軸で大きな存在感を放った。DeNA残留も叶い、来季は1年間でどれだけの成績を残してくれるのだろうか。

6位 ブラッド・エルドレッド(広島)
☆本塁打王
[年俸]5000万円
→ 3年目でついに本領発揮。過去2年間で放った24本を軽く越える37本塁打を放って本塁打王のタイトルも獲得した。波が大きく、終盤不振に苦しんだところは減点対象になるが、序盤のチームの快進撃を支えた打撃は圧巻だった。

7位 デニス・サファテ(ソフトバンク)
[年俸]1億円
→ 守護神として64試合に登板し、被本塁打はゼロ。7勝1敗37セーブ、防御率は1.05と来日4年目のシーズンで軒並みキャリアハイの成績を残した。史上初となる両リーグで30セーブも達成し、チームの日本一にも大きく貢献した。

8位 マット・マートン(阪神)
☆首位打者 ☆ベストナイン
[年俸]3億5000万円
→ 打って当然なイメージがついてしまっているが、打率.338をマークして初の首位打者を獲得。特に春先の3・4月は打率.365、6本塁打、32打点と打ちまくり、ゴメスと共にチームを牽引した。

9位 ランディ・メッセンジャー(阪神)
☆最多勝 ☆最多奪三振
[年俸]2億5000万円
→ ローテーションの軸として、リーグ唯一の200イニング到達となる208回1/3に登板。キャリアハイとなる13勝、226奪三振で最多勝と最多奪三振のタイトルも獲得した。

10位 レスリー・アンダーソン(巨人)
[年俸]6000万円
→ 開幕から打ちまくり、軒並み低調だった打線を牽引。ケガに苦しみ、結局87試合の出場に留まるも、打率は.315、15本塁打、50打点をマークした。一年間戦えていれば、MVPも見えるほどの活躍だっただけに...。


<その他候補者たち>
● 李大浩(ソフトバンク)
● ジェイソン・スタンリッジ(ソフトバンク)
● ウィリー・モー・ペーニャ(オリックス)
● アルフレド・デスパイネ(ロッテ)
● ギジェルモ・モスコーソ(DeNA)
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