正月三が日も終わり、自主トレを開始する選手が増えてきた。チームメイト同士で汗を流す者や母校繋がりで始動する者。また、意外な組み合わせが実現するのも自主トレの醍醐味だ。

　ルーキーイヤーの昨季、63試合に出場した巨人の小林誠司は、中日の大島洋平と6日から自主トレを予定している。小林と大島は互いに日本生命の出身で、後輩の小林が大島へ弟子入りを志願。マスク越しに見た先輩の打撃センスに改めて惚れ込み、打撃向上のヒントを掴む。

　小林と同期入団で19歳の奥村展征は、大ベテランの井端弘和に弟子入りを志願した。39歳の井端と奥村は20歳差。これまで接点はほとんどなかったようだが、後輩の直談判に、井端が「断る理由がない」と快諾した。

　チーム繋がりでは、広島の大瀬良大地が先輩の前田健太に弟子入り。前田組には大瀬良以外にも中田廉や中崎翔太も参加予定で、阪神の藤浪晋太郎も前田との自主トレを熱望している。楽天の則本昂大は、ヤンキースの田中将大と今日4日から沖縄で汗を流す。ここに今年は松井裕樹も加わり、エース学を吸収する。

　その他にも、オリックスの平野佳寿と岸田護や、創価大繋がりの小谷野栄一（オリックス）と小川泰弘（ヤクルト）らも自主トレを公開。ハマの番長・三浦大輔は、息子たちとトレーニングに励むなど、それぞれが新シーズンへの第1歩を踏み出した。