現地時間5日、デトロイト・タイガースの主砲ビクター・マルティネスが左膝の手術を受けることになったと、複数メディアで報じられた。

　『ESPN』によると、マルティネスはフロリダでのトレーニング中に左膝の半月板を損傷。復帰時期は未定で、開幕に間に合うかどうかも不明とのこと。2012年に左膝前十字靱帯を断裂したという過去もあるだけに、慎重な構えを見せている。

　昨シーズンは強打のチームの4番に座り、打率.335、32本塁打、103打点をマークしたマルティネス。36歳になるシーズンで打率と本塁打でキャリアハイの数字を叩き出す活躍を見せ、チームを地区4連覇へと導いた。

　活躍が認められ、オフには4年間の契約延長で合意。総額6800万ドル（約79億7000万円）は、指名打者としては史上最高額での大型契約となったことでも話題を集めた。

　タイガースはオフにエースのマックス・シャーザーを放出しており、それに加えて主砲も長期離脱となれば監督も頭が痛い。4年連続で地区制覇しながらもワールドチャンピオンには手が届かず、今年こそと31年ぶりの悲願に燃えるチームにいきなり暗雲が立ち込めた。

ビクター・マルティネス

指名打者　右投両打　37歳
昨季成績： 151試　率.335　本32　点103
通算成績：1459試　率.306　本189　点927
☆オールスター出場5回
☆シルバースラッガー賞2回（2004、2014）