○ マーリンズ 7 － 0 フィリーズ ●
＜現地時間5月2日　マーリンズ・パーク＞

　マーリンズのイチローが現地時間2日（日本時間3日）、本拠地でのフィリーズ戦に「7番・左翼」で先発出場。第1打席でヒットを放ち3試合連続安打をマーク。チームも連勝を4に伸ばし、勝率5割に復帰した。

　イチローは2回、先頭打者としてレフト線へのヒットを放つ。続くエチャバリアのライト前へ落ちるヒットで一気に三塁を陥れが、進塁の際に二塁ベースを踏んでなかったと判定され、アウトが宣告された。それでもマーリンズは、再び二死一、二塁のチャンスを作ると、2番プラドが先制3ランを放ちイチローのミスを帳消し。現チーム状況を象徴する一発で悪い流れを一掃した。

　イチローは3回、一死二塁の好機で四球を選びチャンス拡大。5回の第3打席はピッチャーゴロ。7回一死一塁の第4打席はショートゴロ併殺に倒れ、この試合は3打数1安打1四球で打率は.266となった。

　マーリンズは3回以降も小刻みに得点を重ね、守っても3投手の完封リレーで4連勝。ここ10試合で9勝目を挙げ、ついに借金を完済した。イチローは正左翼手・イエリッチの負傷でこの期間すべてスタメン出場しており、今季通算でも15試合の先発出場時にチームは11勝を挙げている。

　若手中心のチームは勢いに乗ると手がつけられない。それを体現するチームの中で、41歳の大ベテランが絶妙なスパイスになっている。