球団発足3年目を迎えた横浜DeNAベイスターズ。中畑監督の明るいキャラクター、球団が展開する様々なイベントや企画によって、昨季の観客動員数は前年比22％アップと大きな躍進を遂げている。なかでも注目は女性ファンの増加。最近ではカープ女子が大きな話題となっていたが、DeNAの女性ファンも一大勢力になりそうな勢いだ。

　球団によると、公式ファンクラブ「B☆SPIRIT 友の会」の女性会員数は、球団発足1年目の2012年度と比較して、2013年度は約2.8倍、2014年度は6月末時点で約4.3倍と大きく伸ばしている。また、球団が行った来場者調査では平日、週末ともに女性ファンが来場者の3分の1を占めるなど、男性中心のファン層から大きく変化しているようだ。

　DeNAの女性ファン増加は、荒波翔選手や石川雄洋選手をはじめとした、イケメン選手の人気だけではない。球団が展開する女性向けイベントが好評を博している。5月には女性向けスペシャルイベント「ショコラガーデン」を実施。球場外の特設会場に、有名店のチョコレートやスイーツが楽しめるカフェスペースを設置したほか、チョコレート食べ放題が付いた「女子会パーティーシート」を販売。他にも、ネイルケアセットなどが付いた「女子シートグッズ付チケット」や、有名ブランドとのコラボで、街で普段使いできるような球団グッズを企画するなど、横浜のオシャレなイメージを上手く活用した取り組みが、女性に受け入れられている。

　ちなみに8月の女子シートグッズは、なんと「選手の全身プリントバスタオル」。前述した石川・荒波に、女性人気の高い白崎浩之選手を加えた3選手それぞれの全身プリントバスタオルを選べる斬新な企画となっている。

　球団広報によると、今後も女性向けイベントに力を入れていく予定とのこと。カープ女子につづき、今度は『ベイガール』が注目を浴びることになりそうだ。