● ナ・リーグ 3 － 6 ア・リーグ ○
＜現地時間14日　グレートアメリカン・ボールパーク＞

　現地14日（日本時間15日）に行われた大リーグの第86回オールスターゲームは、6－3でアメリカン・リーグが勝利。MVPには先頭打者弾を放ったマイク・トラウト（エンゼルス）が、史上初となる2年連続で選ばれた。

　『1番・中堅』で先発出場したトラウトは初回、ナ軍先発のザック・グリンキー（ドジャース）に1ボール2ストライクと追い込まれるも、アウトコースの速球に上手く対応し、これがライトスタンドへ飛び込む先頭打者弾となった。

　トラウトはこの一発について「グリンキーはタフな投手。彼の速球に何とかついていけた。たくさんのファンに見守られて興奮状態だったけど、打てて幸せだ」と笑顔。3回はゲリット・コール（パイレーツ）のスライダーに空振り三振。5回はクレイトン・カーショー（ドジャース）の前にセカンドゴロに倒れたが、一塁走者として残った5回はプリンス・フィルダー（レンジャース）のタイムリーで生還し、2得点目をマークした。

　昨年の球宴でもMVPに輝いたトラウトは、引退を表明していたディレク・ジーター（元ヤンキース）に続く2番を打ち、2安打2打点と活躍。1年後の同じ舞台でも再び輝きを放ち、そのスター性を改めて垣間見せた。