ニュース 2015.08.14. 12:25

継続することの難しさ…内川と糸井の連続記録に黄信号

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球界を代表するアベレージヒッターの2人に危機…©BASEBALLKING
 球界を代表するヒットマン2人が、苦しい戦いを強いられている。

 これまで全試合に4番として出場し、パ・リーグ首位を快走するソフトバンクを牽引してきた内川聖一が、初めてスタメンを外れた。工藤監督は、その理由を左わき腹の張りと説明。「大事を取った」と無理はさせない姿勢を示した。

 しかし、当の本人は繋がる打線をベンチで見続け、「僕がどれだけ邪魔していたか。申し訳ない」と複雑な心境をこぼす。7月に月間打率.262と調子を落とすと、8月は.154に低迷。体調不良も相まって満身創痍の中で出場を続けてきたが、チームがちょうど100試合目を迎えたところで無念のスタメン落ちとなった。

 内川は球界屈指のアベレージヒッターとして、ここまで7年連続で打率3割をクリア。これは、落合博満氏と並ぶ右打者の歴代最長記録である。

 落合氏超えの右打者新記録&球団会長の王貞治氏に並ぶ8年連続3割をめざした今シーズンは、ここまで打率.286。夏場に来ての不調で、記録に黄色信号が灯った。

 工藤監督は「戻ってくれば、4番を任せる」と述べ、あくまでも「大事を取って」の「様子見」であることを強調しているが、今後については「状態を見ながら」と語るに留めた。

 シーズンも残すところ40試合と少し。内川の大記録への挑戦は、どんな結末を迎えるだろうか。

 またもう一人、連続3割を継続しているのがオリックスの糸井嘉男。昨年の首位打者は、ここまで.234と大不振に苦しんでいる。

 糸井は昨年、6年連続「打率3割・20盗塁・ゴールデングラブ賞」という史上初の快挙を成し遂げた。打率だけではなく、まさに走攻守の3拍子揃った選手であることを体現し続けていた。

 ところが、今年は打率.234と低迷し、盗塁も8。守備でも右ひじと右足首に故障を抱えていることから、このところはもっぱら指名打者としての出場が続く。これまで守り続けてきた記録が、一気に途切れる可能性も出てきた。

 最下位に沈むチーム共々、最後に意地を見せることができるか。主将・糸井嘉男の残り40試合の戦いにも注目だ。

● 内川聖一(ソフトバンク)
2008年 .378 ☆首位打者
2009年 .318
2010年 .315
2011年 .338 ☆首位打者
2012年 .300
2013年 .316
2014年 .307
2015年 .286(8月13日終了時)

● 糸井嘉男(オリックス)
2009年 .306 / 24個 / GG賞
2010年 .309 / 26個 / GG賞
2011年 .319 / 31個 / GG賞
2012年 .304 / 22個 / GG賞
2013年 .300 / 33個 / GG賞
2014年 .331 / 31個 / GG賞 ☆首位打者
2015年 .234 / 8個 / ??(8月13日終了時)

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