ニュース 2015.12.26. 20:22

覇権奪還を目指す巨人 村田、片岡、相川ら、FA組の逆襲はあるのか!?

15年は2度の故障に泣いた巨人の相川亮二[Getty images]
 リーグ4連覇を逃した巨人が今オフ、積極的な戦力補強を見せている。

 今シーズンまったく機能したなかった外国人野手では、前ロッテのルイス・クルーズと、メジャー通算122本塁打の実績を持つギャレット・ジョーンズを獲得。さらにFA宣言した脇谷亮太の復帰も決まり、西武で蘇ったいぶし銀は「もう一度チャレンジしたいという気持ち。高橋監督を胴上げできるよう、微力だが頑張っていきたい」と新シーズンの抱負を語った。

 躍起になっているのは、これまでFAで巨人入りした選手たちも同じ。試合数、打率、盗塁数、すべてで加入1年目を下回った片岡治大は、契約更改の席で「ジャイアンツに来て2年、ほとんど仕事をしていない。(来季は)レギュラーとして試合に出るという強い気持ちを持って、競争に勝ちたい」と脇谷への対抗心を覗かせた。

 同じく12年加入の村田修一も、背水の陣で巨人5年目に臨む。複数年契約のため現状維持の3億円でサインしたものの、今季の成績は打率.236、12本塁打、39打点と低調。「故障で2回も登録抹消になり、チームに迷惑をかけた。今年の反省を踏まえ、何かを変えなければいけない」と悲壮な覚悟を口にした。

 危機感を募らているのは今季加入した相川亮二も同じ。こちらも4月上旬に右太もも裏を肉離れで1度目の離脱。さらに7月下旬には走塁中に左手首を骨折し、そのままシーズンを終えた。来季で40歳となる大ベテランは、500万円ダウンの5500万円でサイン。「これだけ一軍にいなければ(減俸は)当然。チームの力になれないのであれば身を引くとき」と、引退覚悟で22年目のシーズンに挑む。

 投手陣では14年に広島から加入した大竹寛が、前年の9勝を下回る3勝に終わった。シーズンを通して状態自体は悪くなかったが、マイコラス、ポレダ、高木勇らとの先発ローテーション争いに敗北。「ローテーションで1年間投げて、最低10勝」との目標を掲げ、移籍3年目のシーズンに挑む。

 今季の巨人は阿部慎之助、坂本勇人、長野久義ら、野手の中心選手が揃って精彩を欠き、チーム打率はリーグワーストの.243に沈んだ。不甲斐ない成績に終わったのはFA加入組も同じで、生え抜き選手の不振をカバーできなかった。

 チームは打線強化をテーマに掲げ、前述のピンポイント補強を敢行。彼らのポジションは村田、片岡とも被り、相川も捕手復帰を視野に入れる阿部の動向次第では、ベンチを温める日々が続くかも知れない。

 今オフの補強は自業自得と言えばそれまでだが、覇権奪回を目指すチームの中で、FA組の巻き返しにも期待したい。(金額は推定)

【FAで巨人入りした選手の2015年成績】

●投手
杉内俊哉(12年加入):17試合、6勝6敗、防御率3.95
大竹寛(14年加入):11試合、3勝4敗、防御率3.21
●野手
村田修一(12年加入):103試合、打率.236、12本塁打、39打点
片岡治大(14年加入):113試合、打率.244、10本塁打、36打点
相川亮二(15年加入):40試合、打率.313、4本塁打、17打点
金城龍彦(15年加入):36試合、打率.233、1本塁打、10打点

ランキング

順位表

  • セ・リーグ
  • パ・リーグ
順位チーム
1 広島 56 34 2 -
2 巨人 43 43 3 11
3 DeNA 44 45 3 0.5
4 中日 40 49 3 4
5 ヤクルト 41 51 1 0.5
6 阪神 37 52 3 2.5
順位チーム
1 ソフトバンク 56 27 5 -
2 日本ハム 54 32 1 3.5
3 ロッテ 49 39 1 6
4 楽天 35 48 2 11.5
5 西武 37 51 2 0.5
6 オリックス 32 53 0 3.5
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