ニュース 2015.12.31. 10:30

北方、加藤康、中後…来季、BCリーグでプレーする男たち

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ロッテ時代の加藤康介 [Getty images]
 プロ野球独立リーグ・ルートインBCリーグにはNPBでプレーしたことのある選手が、多く在籍している。今オフもソフトバンクを戦力外となった北方悠誠が群馬ダイヤモンドペガサス、ロッテを戦力外となった中後悠平が武蔵ヒートベアーズ、阪神を戦力外になった加藤康介が福島ホープスの選手兼任投手コーチに就任するなど、今季までNPBでプレーした3選手が来季、活躍の舞台をBCリーグに移す。

 群馬へ移籍した北方は、11年ドラフト1位でDeNAに入団。150キロを超えるストレートを武器に将来を期待され、一時はDeNAの抑え候補に名前が挙がったほど。しかし、制球に苦しみ14年にDeNAを戦力外。今季はソフトバンクで育成選手として契約を結んだが、10月に自身2度目の戦力外通告を受けた。新天地となる群馬には、11年のドラフトで同期入団を果たした伊藤拓郎がいる。伊藤とともに、活躍が期待される。

 中後は大学時代、菅野智之、野村祐輔、藤岡貴裕とともに注目された逸材で、11年ドラフト2位でロッテに入団。プロ入り後は1年目にリリーフで27試合に登板したものの、13年以降は制球難で登板数が減少。今年戦力外を受けた。中後は合同トライアウトに参加し、他球団でプレーする道を模索するも、12月17日に武蔵入団が決定した。

 福島の選手兼任投手コーチに就任した加藤は、NPBでも実績を残しており、ロッテ時代の02年に11勝、阪神時代の13年には中継ぎとして61試合に登板し、防御率1.97と抜群の安定感を見せた。同学年の福島・岩村明憲選手兼任監督とともに優勝を目指す。

 その他にも、NPBプレーしたことのある選手では、富山にNPB時代4度の本塁打王に輝いたタフィ・ローズ、福島にはMLB通算51勝を挙げた大家友和などがプレーしている。また、今季限りで現役引退した藤井彰人は、阪神に籍を置いたまま福井のバッテリーコーチに就任する。

【今季までNPBでプレーし、2016年からBCリーグでプレーする選手】
●群馬ダイヤモンドペガサス
北方悠誠(前ソフトバンク / 投手)

●福島ホープス
加藤康介(前阪神 / 投手)※選手兼任投手コーチ

●武蔵ヒートベアーズ
中後悠平(前ロッテ / 投手)
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