ニュース 2016.02.10. 11:30

爆発の予感漂う“二軍の帝王” ソフトバンク・カニザレス

昨季は本塁打、打点でファーム二冠王に輝いたソフトバンクのカニザレス
◆ ソフトバンクの“秘密兵器”

 昨シーズン、圧倒的な強さで日本の頂点へと駆け上がったソフトバンク。球団史上初となる日本一連覇を達成したチームは、3連覇を目指して宮崎キャンプをスタートさせた。

 注目は日本一し烈な野手陣の定位置争い。主軸を担っていた李大浩がメジャーへと移籍したため、一塁、指名打者のポストがひとつ空いた。球界屈指の層の厚さを誇るチームで、誰がその座を射止めるのかに大きな注目が集まっている。


 中でも注目されているのがバーバロ・カニザレス。新助っ人ではない。今年で在籍3年目を迎える選手である。

 キューバ出身・36歳の大砲だが、昨年までは巨大戦力を誇るホークスの中で“李大浩の代わり”のような役回りが主だった。

 チームの外国人枠は先発2本柱のジェイソン・スタンリッジとリック・バンデンハーク、ストッパーのデニス・サファテに、中軸を打つ李大浩でいっぱい。加えて前半戦はセットアッパーとして活躍したエディソン・バリオスもおり、実際のところカニザレスは「6番手」という扱いであった。

 事実、これまでの2シーズンはそのほとんどを二軍で過ごしており、一軍出場はわずか22試合に留まっている。

 それでも、二軍では圧倒的な力を示してきた。1年目は70試合の出場で打率.302、8本塁打、33打点を記録。日本への順応を済ませると、2年目には90試合に出場して打率.324、18本塁打、56打点の大暴れ。リーグ2位の打率に、本塁打と打点、出塁率でリーグトップの成績を残した。

 そんな男が陽の目を見たのは昨年8月のこと。工藤監督新体制となってからずっと4番を務めてきた内川聖一が故障により離脱した。さらにスタンリッジが夫人の出産による“産休”で一度登録を抹消されるというラッキーも重なり、ようやく一軍昇格のチャンスが巡ってきたのだ。

 助っ人はそのチャンスを逃すことなく、昇格即スタメンで来日第1号を含む2安打2打点の活躍。「二軍にあれだけの選手がいるのか…」。長らく“秘密兵器”として控えていた男の活躍が、改めてチームの層の厚さを証明した瞬間だった。


◆ “二軍の帝王”が満を持して一軍の舞台へ!

 上述の通り、2年間で一軍出場はわずかに22試合。年齢ももう若くない。そんな助っ人に対し、チームは“契約延長”という決断を下した。

 なぜなら、これまで目の前に立ちはだかっていた李大浩に移籍話が持ち上がったためだ。紆余曲折あったが、2月に入って李大浩のメジャー挑戦が正式に決定。スタンリッジも自由契約としたため、外国人枠は2つ空いた。2016年シーズンは、カニザレスにとって最大のチャンスとなる。

 李大浩の移籍が決定した際に、工藤監督は「いなくなるのは当然痛いけど、代わりの選手はいる」と明言。候補としてカニザレスの名前も口にした。さらにファンの反応も、「カニちゃんの出番!!」というものが多く、選手が抜けたことを嘆く声よりもカニザレスの奮起に期待するものが多く見受けられた。

 2年間の不遇な日々を経て、3年目の大爆発へ…。ホークス3連覇のカギを握るのは、カニザレスかもしれない。


→ (【不敗伝説】日本で負けたことがないバンデンハーク )
→ (【帰ってきた男】福岡に帰ってきた和田毅


▼ バーバロ・カニザレス
生年月日:1979年11月21日(36歳)
出身:キューバ
経歴:ブレーブス-メキシカンリーグ-ソフトバンク
ポジション:内野手
身長/体重:190センチ/109キロ
投打:右投右打
[NPB通算] 22試 率.326 本1 点5 出塁率.360 長打率.478 OPS.838

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