ニュース 2016.03.07. 10:00

広島の先発5、6番手争い ルーキーの2人に注目!

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開幕ローテ入りを目指す広島の岡田明丈(左)と横山弘樹
 エースの前田健太がドジャースへ移籍し、リリーフから先発に再転向した大瀬良大地が右肘の故障で開幕が絶望という状況の広島先発陣。現時点では昨季最優秀防御率のタイトルを獲得し、開幕投手が内定しているジョンソン、日米通算193勝の黒田博樹、今季から投手キャプテンに就任した福井優也の3人は開幕ローテーション入りが当確。復活を目指す5年目の野村祐輔も、先発入りが確実視される。5番手以降を岡田明丈、横山弘樹、戸田隆矢、中村祐太らで争う。

 注目はドラフト1位の岡田と同2位の横山だろう。岡田はキャンプ中の紅白戦で、ボーク、アウトカウントの間違いなどを犯したが、オープン戦に入ってからは投球が安定している。2月21日の巨人戦で2回をパーフェクトに抑えると、3月3日の中日戦では最速149キロをマークするなど3回を1安打無失点。課題だった走者を出してからのピッチングも問題なく抑えた。

 ドラ2の横山も開幕ローテーション入りへアピールを続ける。対外試合初登板となった2月20日のヤクルト戦とのオープン戦で、走者を出しながらも2回を無失点デビュー。3月3日の中日戦ではドラ1の岡田の後を受けて2番手で登板。5日、6日に行われたチャイニーズ・タイペイとの強化試合に、侍ジャパンの一員として出場した平田良介に一発を浴びたが、4イニングを本塁打による1点でまとめた。

 実戦に入ってから好投を続ける先発5、6番手を争うルーキーの2人。新人2人が開幕ローテ入りを果たすことになれば、14年の大瀬良大地、九里亜蓮以来となる。また、97年には沢崎俊和、黒田博樹のルーキー2人は規定投球回に到達し、沢崎は新人王を受賞した。ルーキーの2人は開幕ローテーションに入り、チームを救うような投球を見せることができるだろうか。

【岡田と横山のオープン戦成績】
岡田明丈
OP戦成績:2試 0勝0敗 防0.00

横山弘樹
OP戦成績:2試 1勝0敗 防1.50
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