ニュース 2016.03.23. 14:28

【センバツ】エースの重冨が4安打完封!南陽工が白熱の投手戦を制す

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大会4日目・第2試合の結果
● 市和歌山 0 - 6 南陽工 ○
<第88回選抜野球大会・1回戦>

 南陽工(山口)が初戦を突破。白熱の投手戦を制し、2回戦へ駒を進めた。

 南陽工の重冨と、市和歌山の赤羽によるエース同士の投げ合いで、静かに始まったこの試合。重冨は、昨秋の打率が4割を超える七野、北嶋、木下らを擁する市和歌山打線を3回までパーフェクトに封じる好投。6回には満塁のピンチを招くものの、無失点で切り抜ける。

 一方の赤羽も、4回まで毎回ランナーを背負いながら粘りの投球。後続をきっちり断ち、得点を許さない。

 試合が動いたのは、両者無得点のまま迎えた最終回。先攻の南陽工は、先頭の近間が死球で塁に出ると、続く藤本も死球を受け無死一、二塁のチャンスを迎える。ここで、赤羽の悪送球により近間がホームイン。南陽工が均衡を破った。

 すると、ここから南陽工が猛攻。9番の吉井が相手のエラーにより出塁すると、1番の山崎がダブルプレーに倒れて二死となるも、続く笹部がレフトポール直撃の3ランを放って追加点。

 エース・赤羽を引きずり下ろした後も、相手のエラーや近間のライト前ヒットなどで2点を追加し、ダメを押した。

 6点のリードで迎えた9回裏、重冨は二死から一、二塁のピンチを招くも、最後は真っ直ぐを外角いっぱいに投げ込んで空振り三振。9回を一人で投げ抜き、4安打完封を成し遂げた。
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