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スタジアムで様々な演出 ”スタメン発表”でプロ野球観戦を楽しむ

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オリックスの本拠地・京セラドーム大阪

球場で盛り上がりを見せるスタメン発表


 プロ野球の試合前、一番盛り上がる場面といえば何と言ってもスタメン発表の時だろう。先発投手は前日に予告先発が発表されるようになったため、盛り上がりは少々なくなったかもしれない。それでも、期待の若手がスタメンに抜擢されると歓声が上がり、主力選手がスタメンから名前が外れるとがっかりする光景は球場でよく見られている。

 以前のスタメン発表はウグイス嬢が淡々と選手の名前を読み上げ、スコアボードにはお試合映像や選手の無表情な顔写真が映るのが主流で盛り上がりに欠ける印象があった。しかし、最近ではスタジアムDJが場内を盛り上げたり、CGを駆使した映像が流れるなど様々だ。特にスコアボードに流れる映像は球団独自の映像が多くなり、各選手の名演技(?)が見られる場面だ。実はこの映像、春季キャンプ中に球場や練習施設内に簡易スタジオを作り、空いた時間に選手たちの映像を撮影していることが多い。

 その中でも、オリックスの映像の評価が高い。導入部分のラストには2014年CSファーストステージ第2戦でT-岡田が放った逆転3ランの場面が流れ、よりテンションが高まっていく。そしてスタメン発表本編でも昨年のチームスローガン「輝氣(かがやき)2015」をイメージしたキラキラと華やいだ雰囲気が漂っている。

 選手もキリッとした表情が印象的で、特に糸井嘉男や中島裕之(現・宏之)は格好良さが際立っていた。映像の最後には「そして、オリックスバファローズファン!」とスタンドのファンを映し、チームとファンが一体となって試合を戦う雰囲気を作り出しているのだ。

 また、本拠地・ヤフオクドームの特性を十分に生かしているのがソフトバンクのスタメン発表の映像だ。ヤフオクドームの外野スタンド上部には5つの大画面で構成され、世界最大級の合計表示面積を誇る「ホークスビジョン」が存在する。レフトからライトまでひと繋ぎとなった映像は迫力満点だ。

セ・リーグは高い映像クオリティ


 一方、セ・リーグでは在京3球団の映像のクオリティが高い。巨人はCGを多用し、選手の打撃フォームやを投球フォームを3ヶ所からのアングルで撮影するなど凝った映像となっている。ヤクルトはスタメン発表に登場する選手たちが次々とフルスイングしていく映像で、ファンからも評価は高い。DeNAは選手が多く登場する導入部分の映像では3球団では一番であり、スタメン発表された選手がスコアボードに出る時には、選手別応援歌の歌詞が出ているのも大きなポイントだ。

 昨年、その斬新な演出で話題となったのはロッテの映像だった。「炎」をコンセプトとして映像は各選手が火を吹く場面があった。開幕直後は火を吹くバージョンだったが、その後は火を吹かないノーマルバージョンとなったのが惜しまれる。

 ちなみに火を吹く映像は勝利時のヒーローインタビューを締める恒例行事となった「熱く!」(選手)「燃えてる!」(ファン)の時に使用されていた。

 まもなくペナントレース開幕となり、各球団のスタメン発表の映像も新しいものがお披露目となる。果たして今年はどの球団の映像が格好良いのだろうか…。
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