ニュース 2016.04.17. 16:30

広島・ルナが登録抹消で空いた外国人枠 ヘーゲンズ、プライディ、昇格するのはどっち?

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広島のヘーゲンズ(左)とプライディ(右)
 開幕から好調が続く広島の4番・ルナが17日に一軍登録を抹消した。広島の外国人枠争いは他球団に比べ、かなりレベルが高い。ルナを始め、打率.371、3本塁打、11打点のエルドレッド、投手では開幕投手のジョンソン、セットアッパーのジャクソンの4人が開幕から一軍で活躍を続けている。しかし、16日の巨人戦で走塁中に右太もも裏を痛めたルナが登録を抹消したことで、4人の外国人枠のうち1つが空いた。

 ルナが最短での一軍昇格は27日。17日はルナと同じポジションの堂林翔太が昇格したが、二軍で汗を流すヘーゲンズとプライディの2人も一軍に上がるチャンスは十分にある。

 セットアッパー候補として加入したヘーゲンズは、オープン戦で6試合に登板して、防御率3.00と結果を残したが、ジャクソンが勝ちパターンに組み込まれたため、枠の関係で開幕は二軍スタート。

 二軍ではここまで、7試合に登板して、2勝0敗、防御率2.25と安定した成績を残す。最近の登板では15日のソフトバンク戦、ヒットと四球で走者を背負うも1回を無失点に抑えれば、翌16日も登板し、1回を無失点に抑えている。一軍のリリーフ陣は、ジャクソン-中崎翔太の勝ちパターンが確立されているが、その前を投げる投手が不安定。仮にヘーゲンズが一軍に上がるとなれば、勝ちゲームを任される可能性もありそうだ。

 一方のプライディは二軍戦、11試合に出場して、打率.357、3本塁打6打点の成績。「3番・左翼」で出場した16日のソフトバンク戦では、1安打1打点をマークするなど昇格の準備はバッチリだが、広島の一軍外野陣は左翼・エルドレッド、中堅・丸佳浩、右翼・鈴木誠也、天谷宗一郎と層が厚い。

 そうなると、精彩を欠くリリーフ陣の補充としてヘーゲンズの昇格が現実的か。ただプライディも結果を残しており、緒方孝市監督がどのような判断を下すのか注目だ。

【ヘーゲンズとプライディの二軍成績】
ヘーゲンズ
成績:7試 2勝0敗 防2.25

プライディ
成績:11試 率.357 本3 点6

※成績は4月16日時点
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