7回途中、アクシデントで緊急降板

　日本ハムの大谷翔平投手が24日、ソフトバンク5回戦（ヤフオクドーム）に先発登板。初勝利を目指し試合終盤まで好投を見せたが、7回裏二死一、三塁の場面で緊急降板。その後、救援陣が追いつかれ、またしても今季初勝利はお預けとなった。

　今季は立ち上がりに苦戦していた大谷だったが、この日は3回まで1安打ピッチング。0－0の4回は二死二、三塁のピンチを招いたが、7番長谷川を直球で空振り三振に仕留めた。

　打線が4点を先制した5回裏、1番福田に追撃ソロを浴びたが、それ以上は傷口を広げず勝ち投手の権利をゲット。5－1で迎えた7回、一死一、二塁から、2番今宮を二ゴロに仕留め二塁封殺。ここで指先を気にするそぶりを見せ一旦ベンチへ退くと、しばらくして栗山監督が2番手・谷元を告げた。

　しかし、緊急登板となった谷元が四球で満塁としたあと、4番内川にも押し出し四球を与え5－2。さらに、続く松田には2点適時打を左前へ運ばれ、瞬く間に1点差に迫られた。さらに1点リードの8回に登板した4番手・マーティンが、先頭の長谷川に同点被弾。これで大谷の今季初勝利は消滅した。

　4年目を迎えた二刀流は、打者としては好発進を見せるも、マウンドではこの試合前まで4試合に先発し、0勝2敗、防御率1.86の成績。この試合も結果的に7回途中3失点と力投したが勝利には繋がらず。日本ハムベンチは5－5の9回に抑えの増井を投入したが、4番内川に3号ソロとなるサヨナラ弾を浴びた。