ニュース 2016.11.08. 07:45

【侍ジャパン】石川、田口、岡田がシート打撃に登板 野手も複数ポジションをこなす

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投内連携、シート打撃後に野手陣はマウンドに集まりミーティングするシーンが見られた

 投内連携で松田が大きな声で盛り上げる


 侍ジャパンは7日、11月10日から行われる強化試合に向けて、QVCマリンで練習を行った。

 無死一塁、無死二塁、無死三塁と実戦を想定した投内連携では、ムードメーカーとして期待される松田宣浩(ソフトバンク)がゴロを処理した投手に大きな声で指示を出していた。

【投内連携のポジション】
キャッチャー:大野、嶋、小林
ファースト:内川、中田
セカンド:菊池、山田
サード:松田
ショート:坂本、中島卓

石川、田口、岡田がシート打撃に登板


 投内連携後には、シート打撃が行われ石川歩(ロッテ)、田口麗斗(巨人)、岡田俊哉(中日)の3人が登板した。

 打者10人に対してヒット性の打球をわずかに1本に抑えた石川は「バッターと対戦できたのは良かったと思います」と約1カ月ぶりの打者との対峙を喜びつつ、「コントロールはアバウトだった。もうちょっと頑張りたいと思います」と先発が予定される12日(土)のオランダ戦に向けて課題を口にした。

【石川のシート打撃投球結果】
中村晃:左飛
内 川:遊ゴロ
松 田:空振り三振
坂 本:左飛
 嶋 :遊ゴロ
大 谷:一塁内野安打
秋 山:二ゴロ
筒 香:中飛
小 林:左飛
中島卓:二ゴロ

 田口は、打者10人に対してヒットを4本打たれた。坂本に対しては初球チェンジアップで空振りを奪ったが、2球目のスライダーをレフト前に運ばれた。田口は坂本との対戦に「チェンジアップはいいねと言ってもらえた。ただ、狙っていない球でも反応されているのは、力不足だと思う。そういう意味ではヒントをもらえた」と何かを掴んだ様子だった。

【田口のシート打撃投球結果】
鈴木:中安
中田:左安
菊池:三塁内野安打
山田:ライト前ヒット
大野:二ゴロ
<無死二塁>
中村晃:ゲージに当たる投ゴロ
<一死二塁>
内 川:右飛
<一死二塁>
松 田:空振り三振
<一死三塁>
坂 本:左飛(内野前進守備)
<無死一塁>
嶋 :三犠打

 岡田はこの日対戦した打者4人とも走者を置いた状態を想定して行われた。一死三塁の状態で対戦した鈴木を二ゴロ、一死二塁の場面で中田翔(日本ハム)を中飛に打ち取った。

【岡田のシート打撃投球結果】
<一死三塁>
鈴木:二ゴロ
<一死二塁>
中田:中飛 二塁走者・鈴木がタッチアップ
<無死一塁>
菊 池:菊池の初球・一塁走者の中田がスタートもバント空振りアウト
<無死二塁>
菊 池(継続):中飛
<一死一、三塁>
山田:二ゴロ

 また、実戦形式のシート打撃で、山田がセカンドとサード、菊池がセカンドとショート、中島卓がショート、セカンド、サードなどが複数のポジションをこなしている。

フリー打撃で鈴木と大谷の同年代組が快音


 フリー打撃では、同学年の鈴木と大谷が同組となり、鈴木誠也がレフトスタンドにサク越えを記録すれば、大谷も負けじと快音を響かせた。

 また、フリー打撃中には、中島卓がセカンドとショート、菊池がショート、山田がサードに入りノックを受け、定位置以外での起用にも備えた。
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