ニュース 2016.11.28. 07:15

移籍先が決まったトライアウト参加組は?

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2014年に行われた「21Uワールドカップ」に出場した榎本葵
 今年は12球団あわせて113名の選手が戦力外通告を受けた。

 戦力外組の中から田中浩康(ヤクルト→DeNA)、細川亨(ソフトバンク→楽天)、柳瀬明宏(ソフトバンク→阪神)、岩崎達郎(楽天→中日※育成)は来季の所属チームが決まったが、彼らはいずれもトライアウトに参加していない。これまでの実績などが評価された格好だ。

 一方、来季もプロ野球でプレーすることを希望する選手の多くは、11月12日に行われた12球団合同トライアウトに参加し、各球団から声がかかるのを待っている。
 
 しかし、トライアウト参加組で来季もNPBでプレーすることが決まった選手は、ここまで楽天から戦力外となりヤクルトと契約合意した榎本葵のみ。

 榎本は11年にドラフト4位で楽天に入団し、14年オフに行われた「第1回 21Uワールドカップ」にオーバーエイジ枠で出場するなど、期待されている選手の一人だった。育成選手となったプロ6年目の今季は、二軍で打率.287、1本塁打、16打点の成績に終わり、戦力外通告を受けた。

 12日に行われたトライアウトでは、元ロッテの吉原正平からレフト前にヒットを放つなど、5打数1安打だった。

 その他、トライアウト受験者の中には04年のパ・リーグ最多奪三振王で今オフヤクルトを戦力外となった新垣渚、巨人時代の10年にリーグ最多となる79試合に登板した久保裕也などかつてチームの中心で活躍した選手たちも参加した。だが、ここまでは来季のNPBでプレーするといった報道はほとんど出ていない。

 また、トライアウト参加した選手の中には吉原、伊藤義弘が現役引退を表明し、西川健太郎、久本祐一は中日の打撃投手に転身するという。

 トライアウトから2週間…。トライアウト参加組で来季もNPBで決まっている選手がほとんどいない状況だが、この先、来季の契約を勝ち取る選手はでてくるだろうか…。
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