ニュース 2016.12.04. 10:00

今季は苦しんだ高年俸の選手が多かった?

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復活を目指す松坂大輔(※写真は昨年のもの)
 今季推定4億円の和田毅(ソフトバンク)が最多勝、松田宣浩(ソフトバンク)がチームトップの27本塁打を記録する活躍を見せた一方で、高額年俸も結果を残せなかった選手もいた。

 松坂大輔(ソフトバンク)は、今季の推定年俸4億円だったが、一軍登板はわずかに1試合のみ。日本球界復帰登板となった10月2日の楽天戦では、1回を3安打、4四死球、5失点と力を発揮することができず。かつて西武時代に新人から3年連続最多勝、メジャー挑戦後も2年目の08年に18勝をマークするなど、日本を代表する投手だった。3年契約3年目となる来季こそ、結果を残したいところだ。

 松坂と同じ年俸4億円の摂津正(ソフトバンク)も、不本意な1年となった。11年から5年連続2桁勝利中の摂津は今季、3月25日の楽天戦3回6失点でノックアウトされると、4月7日のロッテ戦も4回1/3を投げて7失点で降板。翌8日に二軍落ち。約3カ月間二軍で再調整した後、8月に再昇格したが、わずか2勝に終わった。

 野手では年俸4億円の鳥谷敬(阪神)が、苦しいシーズンを送った。入団2年目の05年から全試合出場を続けている鳥谷は今季、春先から極度の打撃不振に陥り、12年3月30日のDeNA戦から続いていた連続フルイニング出場が667試合で途切れた。シーズン終盤には、10年間不動のレギュラーとして出場を続けたショートではなく、サードや代打でも出場した。

 また、今季年俸4億円だった内海哲也(巨人)はすでに契約更改を行い来季の新年俸が2億円にダウンしている。高額年俸選手たちの来季の巻き返しに期待したいところだ。

【15年オフの日本人年俸トップ5の今季成績】
1位 6億円 黒田博樹(広島)
今季成績:24試 10勝8敗 防3.09

2位 5億円 金子千尋(オリックス)
今季成績:24試 7勝9敗 防3.83

3位 4億1000万円 中村剛也(西武)
今季成績:108試 率.238 本21 点61

4位 4億円 松坂大輔(ソフトバンク)
今季成績:1試 0勝0敗 防18.00

4位 4億円 和田毅(ソフトバンク)
今季成績:24試 15勝5敗 防3.04

4位 4億円 摂津正(ソフトバンク)
今季成績:7試 2勝2敗 防5.59

4位 4億円 松田宣浩(ソフトバンク)
今季成績:143試 率.259 本27 点85

4位 4億円 内海哲也(巨人)
今季成績:18試 9勝6敗 防3.94

4位 4億円 鳥谷敬(阪神)
今季成績:143試 率.236 本7 点36

※金額は推定
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