ニュース 2016.12.24. 09:00

WBCに出場した日本人メジャーリーガーといえば…

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第1回大会で世界一に輝いたときのイチロー
 来年3月に開催される『第4回ワールドベースボールクラシック』(WBC)。侍ジャパンは20日に代表メンバー18名を一部発表し、翌21日にはメジャーリーガーの青木宣親(アストロズ)がWBC参加を表明した。一方、侍ジャパンの守護神として期待された上原浩治(カブス)は辞退を表明している。

 その他の国を見てみると、ベネズエラ代表には12年に三冠王に輝いたミゲル・カブレラ(タイガース)、3年連続200安打を達成したホセ・アルトゥーベ(アストロズ)、メキシコ代表には14年に116打点をマークしたエイドリアン・ゴンザレス(ドジャース)、アメリカ代表には今季2度目のサイ・ヤング賞を受賞したマックス・シャーザー(ナショナルズ)などが、WBCの参加が確定している。

 過去3大会を見ても、各国多くのメジャーリーガーが出場した。ここでは、過去の大会に出場した侍ジャパンのメジャー組を見ていきたい。第1回はイチロー(当時マリナーズ)、大塚晶則(当時レンジャーズ)の2人が参加した。イチローは、第2ラウンドのアメリカ戦で先頭打者本塁打を放つなど、大会通算打率.364、1本塁打、5打点の活躍で大会制覇に大きく貢献する活躍ぶりだった。大塚は侍ジャパンの抑えを務め、5試合に登板して、1セーブ、防御率1.59の成績。決勝のキューバ戦では1回2/3を投げて、セーブを挙げた。

 第2回大会は、松坂大輔(当時レッドソックス)、城島健司(当時マリナーズ)、岩村明憲(当時レイズ)、福留孝介(当時カブス)、イチロー(当時マリナーズ)と5人のメジャーリーガーが日の丸を背負い戦った。第1回大会MVPに輝いた松坂は、準決勝のアメリカ戦で4回2/3を2失点に抑えて、勝利投手になるなど、大会通算3勝をマークし2大会連続MVP。当時マリナーズで正捕手だった城島は、全試合にスタメン出場し、投手陣を引っ張り大会2連覇の立役者となった。イチローは本調子ではなかったものの、決勝の韓国戦で、決勝タイムリーを含む4安打の活躍を見せた。

 第3回大会は、メジャーリーガー出場者なし。NPB組で挑んだが、大会3連覇を逃した。そして第4回は2大会ぶりに、メジャーリーガーの青木が参戦する。第2回大会の5人といかないまでも、メジャー組が多く出場して、世界一を奪回したいところだ。

【2006年】
大塚晶則(レンジャーズ)
大会成績:5試 0勝0敗1S 防1.59

イチロー(マリナーズ)
大会成績:8試 率.364 本1 点5

【2009年】
松坂大輔(レッドソックス)
大会成績:3試 3勝0敗 防2.45

城島健司(マリナーズ)
大会成績:9試 率.333 本1 点4

岩村明憲(レイズ)
大会成績:9試 率.286 本0 点3

福留孝介(カブス)
大会成績:7試 率.200 本0 点0

イチロー(マリナーズ)
大会成績:9試 率.273 本0 点5

【2013年】
出場者なし

【2017年】
青木宣親(アストロズ)
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