ニュース 2016.12.24. 11:00

松坂、ダル、マー君…高卒4年目までの成績は?

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復活を目指す松坂大輔(※写真は昨年のもの)

大谷と藤浪は4年目を終える


 大谷翔平(日本ハム)、藤浪晋太郎(阪神)の2人はプロ4年目までが終了した。高卒1年目から一軍で活躍する2人だが、投手・大谷は15年に投手三冠に輝くなど、通算39勝13敗、防御率2.49と抜群の安定感を残す。

 一方、大阪桐蔭高時代に春夏連覇を達成し12年ドラフト1位で阪神に入団した藤浪は、高卒1年目から3年連続で2ケタ勝利を達成。3年目の昨季は最多奪三振のタイトルを獲得した。4年目の今季は不本意な成績に終わったものの、大谷とともに将来は日本を背負う活躍が期待される。

 大谷と藤浪はプロ4年目まで終えたが、彼らと同じように高卒出身で1年目から一軍で活躍した松坂大輔、ダルビッシュ有、田中将大の3人は、4年目までどんな成績を残していたのだろうか…

大谷翔平(日本ハム)
成績:80試 39勝13敗 517回2/3 振595 防2.49
タイトル:最多勝(15年)、最優秀防御率(15年)、最高勝率(15年)
表彰:MVP(16年)

藤浪晋太郎(阪神)
成績:103試 42勝32敗 668回2/3 振695 防2.96
タイトル:最多奪三振(15年)
表彰:なし

松坂、ダル、田中、4年目終了時の通算成績


松坂大輔(西武)
成績:99試 51勝29敗 661回1/3 振587 防3.43
タイトル:最多勝(99~01年)、最多奪三振(00、01年)
表彰:新人王(99年)、沢村賞(01年)、ベストナイン(99~01年)、ゴールデングラブ賞(99~01年)
→横浜高時代にエースとして3年春夏の甲子園連覇に貢献。松坂は98年ドラフト1位で西武に入団した。“平成の怪物”と呼ばれた松坂は1年目に16勝、2年目に14勝、3年目に15勝を挙げ、高卒史上初となる新人年から3年連続最多勝利を獲得した。3年目の01年には沢村賞を受賞。更なる活躍が期待された4年目は故障で1年通して活躍することができず、6勝にとどまった。

ダルビッシュ有(日本ハム)
成績:90試 48勝19敗 652回1/3 振585 防2.33
タイトル:最多奪三振(07年)
表彰:MVP(07年)、ベストナイン(07年)、ゴールデングラブ賞(07、08年)
→04年ドラフト1位で日本ハムに入団したダルビッシュ。1年目の05年は、開幕二軍スタートもシーズン途中から一軍に定着し5勝をマーク。2年目からは先発ローテーションの一角を担い、12勝を挙げリーグ優勝に大きく貢献した。07年は15勝をマークし、自身初のタイトルとなる最多奪三振(210三振)を獲得。4年目の08年には16勝、208奪三振、防御率1.88と、凄みが増していった。

田中将大(楽天)
成績:98試 46勝26敗 703回2/3 振645 防3.04
タイトル:なし
表彰:新人王(07年)
→06年高校生ドラフト1位で楽天に入団した田中は、1年目に球団史上初となる高卒新人で2ケタ11勝をマーク。新人王に輝いた。2年目は9勝にとどまったものの、3年目に15勝、4年目に11勝を挙げた。高卒4年目終了時の勝利数は46勝。当時、ダルビッシュ有、岩隈久志、和田毅、杉内俊哉など好投手がパ・リーグに多くいたため、4年目までにタイトルの獲得はない。
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