コラム 2015.03.26. 11:45

走攻守揃った若獅子 西武・秋山翔吾が挑む「フルイニング出場」

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新シーズンに向けての決意を語った西武・秋山翔吾 [写真提供=SSK]
 2010年ドラフト3位で埼玉西武ライオンズに入団した秋山翔吾は、プロ1年目から開幕スタメン(9番・右翼)に選ばれた。球団の新人外野手としては実に30年ぶりとなる抜擢だった。

 その期待に応え、翌シーズンは規定打席に到達。打率はリーグ6位の.293と好成績を残す。昨シーズンは全試合に出場し、ゴールデングラブ賞を受賞。走攻守にチームへの貢献が期待されている秋山選手。5年目にして初めてとなる「フルイニング出場」に挑む意気込みを聞いた。

苦しいときこそ、前向きに


 昨シーズンは開幕から不振でファーム落ちを経験することもあり、131試合、打率.259、4本塁打、47打点、3盗塁と、不本意な成績に終わった。

 「4月に数字が上がらなくて、すごく苦しいスタートになってしまった。そこから盛り返すのは難しかったです」と振り返った。10月に右肘を手術し、秋季キャンプは不参加。「取り組む課題が山ほどある。秋季キャンプに参加できなかった分、少しでも追いつけるように追い込んでやっていかないといけない」と、野球ができなかった時期に味わった悔しさをバネに、この春のキャンプを始動させた。

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「フルイニング出場」に対する想い


 「フルイニング出場はケガをしたり、結果を出し続けないとできないこと。チームの状態にもよりますが、やはり結果を出している選手は試合に出ています。それに、打つだけでもダメだし、守るだけでも達成できません。ですので、フルイニング出場が僕の一番のテーマだと思っています。そのために、打撃、守備、走塁と、さらに体力作りも含めて一年間戦うため、このキャンプを実践への準備期間と考えて取り組んでいます」と、2年ぶりの全試合出場を果たすことを最低条件に、さらにより難しいフルイニング出場を目指して秋山選手は全力でフィールドを駆け巡っている。

 昨シーズン、パ・リーグ最多刺殺数290を記録した秋山選手。これはフライをキャッチした数の積み重ねであり、守備範囲の広さや足の速さやなどが関係している。

 「外野の守備は単純そうに見えて奥深く、ポイントは『風をつかむこと』」だという。

 「風は自分が養ってきた感覚がずれる大きな要素になります。打った瞬間に前に出るか後ろに下がるかなど、その日その日で変わる球場の風をつかみながら落下地点に最短距離で到達できるかを常に意識しています。そのため、フリーバッティングの練習時からしっかり守ることが大事になります。僕は守備位置をいつも前目にとって、わざと難しい状況で練習をしています。フリーバッティングでは生きたボールが飛んできます。後ろに飛んだ打球を追いかけて捕るなど、いろいろな状況を練習から自分で作りだすことが大事だと思っています。イージーな捕球ばかりしているとあまり自分のためにはならないんですよね」と、2年ぶりのゴールデングラブ賞も狙う。

 上手くなるためには人と違う練習をしないといけないという思いが、普段の練習からいろいろな状況を想定した練習メニューを取り入れることにつながっている。

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好守を支える強い味方


 秋山選手の守備を支える上で欠かせない存在となっているのが、SSK社製のグラブ。プロのスピードを体感し、精神的・技術的に進化を遂げてきた秋山選手は、入団以来同じグラブを使い続けているという。

 「一番の特徴は指の長さですね。一般的な外野手用グラブより二回りくらい指が長いんです。僕はグラブにしっかり手を入れたい。手のひらに近い感覚のグラブが理想なんですよね。入団以来、同じグラブを使っているのも、自分の手にしっくりと合うグラブだからですし、使い続けられていることに感謝しています」と、自身の相棒でもあるグラブに寄せる厚い信頼が秋山選手の守備を支えている。

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優勝のため、自身の役割を果たす


 「チームとしてはやはり優勝しかないですね。そしてチームが優勝したとき、自分が納得のいく成績を残していたいです。だからこそ『フルイニング出場』を果たし、3割以上の打率を残すことができれば、チームに貢献できたと実感できるでしょうし、充実感をもってシーズンを終えることができると思います。個人としても心から喜べる優勝を掴み取りたいですね」。

 かつての常勝軍団は、2008年シーズン以来リーグ優勝・日本一から遠ざかっている。その栄冠をつかみとるその日に向かって、秋山選手の挑戦は始まったばかりだ。

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記事提供=SSK

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