コラム 2016.02.26. 11:30

原樹理vs今永昇太 ライバル対決はプロの舞台へつづく...

東都でしのぎを削りあったヤクルト・原樹理(左)とDeNA・今永昇太(右)

アピール続ける大卒ドラ1の2人


 オコエ瑠偉(楽天)、平沢大河(ロッテ)の高校生ドラフト1位ルーキーに注目が集まった今年の春季キャンプ。しかし、大学出身のルーキーも忘れてはいけない。

 DeNAのドラフト1位左腕・駒沢大出身の今永昇太は17日、韓国プロ野球・KIAとの練習試合で先発し、3回無失点と好投。開幕ローテーション入りに名乗りを挙げた。

 今永はさらに23日のサムスン戦にも先発。4回無失点とラミレス監督を大いに喜ばせた。結果、本拠地・横浜スタジアムでの開幕カードでのプロ初先発が現実味を帯びてきている。

 ヤクルトのドラフト1位・東洋大出身の原樹理も、その能力の高さを発揮。21日に行われた阪神とのオープン戦に先発すると、武器であるシュートを決め球に2回無失点と結果を出した。


「戦国東都」で火花散らしたライバル


 今永と原。2人とも大学時代は「戦国東都」を代表するピッチャーだった。

 高校時代、兵庫・東洋大姫路高時代に甲子園出場を果たした原に対し、今永は福岡・北筑高時代は無名の存在だった。

 大学入学後、ともに1年春から神宮デビューを果たすが、原は1年秋にチームが入れ替え戦で専修大に敗れたため、2部降格を余儀なくされる。

 今永は2年次から駒沢大のエースとして台頭。秋には最下位となり、東洋大との入れ替え戦に回るも、第1戦で15奪三振の完封勝利を挙げると、第2戦でもリリーフで登板と大車輪の活躍で1部残留の立役者となった。

 3年秋には7勝2敗でリーグMVPを獲得し、チームの優勝に貢献。さらに明治神宮大会でも優勝を果たし、翌年のドラフト候補として一気に注目を集めた。

 そんな中迎えた大学ラストイヤー。ここでは原が逆襲を見せる。

 東洋の主将となった右腕は、プレーでチームをけん引。春のリーグ戦では8勝1敗、防御率0.69という圧倒的な結果を残し、秋には6勝を挙げてチームの2部優勝の原動力となる。

 その一方で、今永は左肩痛に苦しみ、春は登板なし。秋も未勝利と一番大事な年に一番の苦労を味わうことになった。


ドラフトでの進路決定後に訪れた死闘 


 迎えた秋のドラフト会議。今永はDeNAが単独指名で一本釣りに成功。原はまさかの展開で高山俊(阪神)を逃したヤクルトが、いわゆる“外れ1位”で指名した。

 それぞれ1位指名を受けた後、秋の入れ替え戦で2人は直接投げ合うことになる。

 第1戦はともに先発。7回まで0-0と互いに譲らぬ投手戦を展開。息詰まる投手戦は、8回にスクイズで駒沢大が均衡を破ると、その虎の子の1点を今永が守り抜き、1-0で完封。1部残留をめざす駒沢大が先勝する。

 しかし、第2戦は東洋大が8-4で勝利し、5回途中から登板した原が勝ち投手に。1勝1敗で、第3戦へともつれこむ。

 そして迎えた第3戦は、再び今永vs原の対決に。今度は3連投となった原が9回1失点の力投を見せ、東洋大が勝利。チームを1部昇格へと導いた。

 このライバル対決は、プロになっても続きそうだ。

 原がヤクルトに入団したことによって、再び神宮で今永vs原の投げ合いが見られる可能性が出てきた。大学野球ファンからすると、この2人の関係性のつづきが見られると思ったらそれだけでたまらないだろう。

 開幕ローテーション入りに向けて奮闘する2人の大卒ドラ1投手から目が離せない。

ランキング

順位表

  • セ・リーグ
  • パ・リーグ
順位チーム
1 広島 70 45 2 -
2 巨人 60 51 3 8
3 DeNA 54 60 3 7.5
4 阪神 53 62 3 1.5
5 ヤクルト 52 65 1 2
6 中日 48 67 3 3
順位チーム
1 ソフトバンク 67 41 5 -
2 日本ハム 70 43 1 -
3 ロッテ 61 53 1 9.5
4 楽天 48 59 3 9.5
5 西武 50 64 2 1.5
6 オリックス 44 67 1 4.5
セ・パ交流戦の順位はコチラ

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