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読売ジャイアンツ

若手の台頭なるか!? 巨人二軍の気になる取り組み

◆ 徹底的に振り込む巨人二軍キャンプ

 巨人の宮崎キャンプを取材してきました。

 マギー、阿部慎之助、村田修一の3選手による一・三塁の争い、沢村拓一vsカミネロのストッパー争いなど重量級の競争はあるものの、新人を含めた若手の台頭がいまひとつなのは寂しい気がします。

 一方二軍では野手陣が珍しい練習をしていました。
 ファウルグラウンドに全野手が集まり、20分ほど素振りをするのです。

 2分おきくらいに選手が順番で「インハイ行きます」とか「アウトコース低めお願いします」などと声をあげると、全員がそのコースを意識したスイングを行うというやり方。

 素振り練習はかつて重要な練習メニューでしたが、マシンの発達などにともない、あまり行われなくなってきました。しかし、巨人では昨秋のキャンプから小関竜也二軍打撃コーチの発案で取り入れています。

 同じく打撃担当の田代富雄コーチいわく「フォームを固めるには素振りが有効だよ。バッティングでは軽く振って流した練習ができるけど、素振りはすべてフルスイングだからきついんだ」とのこと。

 一方で、ソフトバンクの飯田哲也二軍打撃コーチは「素振りじゃ選手は退屈しちゃうでしょ」とも。

 藤村大介、中井大介、橋本到…巨人の二軍にはいまひとつ脱皮しきれない若手がズラリ。果たして彼らがこの伝統的な練習で変わり身を見せるか注目です。

取材=ニッポン放送・松本秀夫アナウンサー

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