ダフィーが2部門で1位
2月25日に始まったオープン戦も、26日に全日程が終了した。勝率第1位はロッテの.867、最下位は巨人の.263だった。
オープン戦の野手と投手の成績を振り返ってみると、野手では新外国人のダフィー(ロッテ)が本塁打と打点の2部門で1位となった。ダフィーはオープン戦初出場となった2月25日のヤクルト戦から2試合連続本塁打を放てば、3月11日のDeNA戦で本塁打を含む3安打5打点の活躍をみせた。
打率1位も同じく新外国人のシリアコ(DeNA)の.375だった。シリアコはオープン戦最終戦となった3月26日の西武戦に『5番・三塁』で出場し、本塁打を含む3安打1打点の大暴れ。ラミレス監督も試合後に「バッティングの調子がいいですし、尻上がりに調子をあげてきたと思う」と評価した。
【野手】
▼ 打率(※規定打席=試合数×3.1)
1位 .375 シリアコ(DeNA)
2位 .370 中村 晃(ソフトバンク)
3位 .361 横尾俊建(日本ハム)
▼ 本塁打
1位 4本 大谷翔平(日本ハム)
1位 4本 ダフィー(ロッテ)
1位 4本 高山 俊(阪神)
1位 4本 白崎浩之(DeNA)
▼ 打点
1位 15点 ダフィー(ロッテ)
2位 14点 中谷将大(阪神)
3位 11点 ロペス(DeNA)
3位 11点 佐野恵太(DeNA)
3位 11点 高山 俊(阪神)
勝ち星1位は涌井と和田
続いて投手部門は、各投手イニング宇数が少なく、野手に比べると参考程度になってしまう部分もあるが、好成績を残した投手を振り返っていきたい。
防御率1位は田口麗斗(巨人)の0.90。田口は練習試合、紅白戦では不安定な投球だったものの、オープン戦は20イニングを投げて、自責点はわずかに2点だった。
勝利数1位は3月31日の開幕戦で投げ合いが予想される和田毅(ソフトバンク)と涌井秀章(ロッテ)の2人。涌井はオープン戦最終登板となった25日の巨人戦後、「体が早く開いたり、横ぶりになった」と課題を口にしたが、「いろいろ修正すべき点がみえたので、開幕に向けてしっかり気持ちの調整と体の調整をしたいと思います」と話した。
セーブは、鍵谷陽平(日本ハム)が4セーブで12球団トップだった。鍵谷は毎年のように勝ちパターンの一角に食い込む活躍が期待されるも、シーズン途中に不振や故障で離脱するケースが多い。今季はシーズン通して安定した投球を披露したいところだ。
【投手】
▼ 防御率(規定=試合数×1.0)
1位 0.90 田口麗斗(巨人)
2位 0.96 コーク(オリックス)
3位 1.57 岡田明丈(広島)
▼ 勝利数
1位 3勝 和田毅(ソフトバンク)
1位 3勝 涌井秀章(ロッテ)
2位 2勝 <16名>
▼ セーブ数
1位 4セーブ 鍵谷陽平(日本ハム)
2位 3セーブ ドリス(阪神)
2位 3セーブ 増田達至(西武)
この中からシーズンでもタイトルを獲得する選手が現れるのか…。31日のプロ野球開幕が今から待ち遠しい。
(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)