1試合2本塁打
広島の新井貴浩が12日の巨人戦で、これぞ4番という働きをみせた。
前日は休養を与えられた新井はこの日、4番に復帰。2点を追う2回無死走者なしで迎えた第1打席、巨人の先発・内海哲也が投じたストレートをレフトスタンドに叩き込む第2号ソロを放った。
さらに同点の3回一死一、三塁の場面で迎えた第2打席は、ライトスタンド最前列に突き刺す値千金の勝ち越し3ラン。この打撃にニッポン放送ショウアップナイターで解説を務める石井一久氏は「打ち方というか打った瞬間の感触がホームラン打った感じ。アウトコースの抜け球をライト方向へ押し込めた。しっかり伸びましたよね」と解説した。
新井の2本塁打4打点の活躍で、チームは連勝を9に伸ばし、今年最初の巨人との3連戦の勝ち越しを決めた。
新井の活躍がカギ
好調が続く広島だが石井氏は「新井が今年も去年と同様に活躍できれば、(チームに)穴がないなと感じがします。今年もカープが順調なら新井も順調だと思います」とキーマンに新井の名前を挙げる。
つづけて石井氏は、新井が活躍するために重要になってくるのが体調管理だという。「休みはある程度必要。リフレッシュした状態で、試合に入るのは大事。そういう年齢ですからね。昨日(11日)の休みはよかったんじゃないですかね」と話す。
昨年リーグMVPを受賞するなど、25年ぶりのリーグ優勝に貢献した新井。リーグ2連覇するためにも、新井の活躍が必要不可欠だ。
(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)