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谷繁氏が明かす“投手との付き合い方”と“嫌な打者”

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現役時代の谷繁元信氏(右)と中日の岩瀬仁紀(左)(C)KYODO NEWS IMAGES
 横浜時代に1度、中日時代には4度、チームをリーグ優勝へ導いた名捕手であり、昨季まで監督も務めていた谷繁元信氏が、ニッポン放送のインタビューに応じ、“捕手”に関する様々な質問に答えてくれた。


偉大な記録の裏に


 「3021試合」

 谷繁氏が現役試合にマスクをかぶった試合の数だ。80年を超えるプロ野球の歴史において、歴代1位の出場試合数を誇る。あの野村克也氏より「4試合」多く、その試合数は、それだけ多くの投手をリードし、それだけ多くの打者と対戦してきたことも意味する。

<歴代最多出場試合数トップ5>
1.谷繁元信 3021試合(1989-2015)
2.野村克也 3017試合(1954-1980)
3.王 貞治 2831試合(1959-1980)
4.張本 勲 2752試合(1959-1981)
5.衣笠祥雄 2677試合(1965-1987)


投手との関係性で大事なこと


 横浜や中日、ときには日本代表で、多くの投手をリードしてきた谷繁氏は、投手との関係性の中で何を意識していたのか――。

「ピッチャーには色んな性格がある。そういったものをすべて把握していかないといけない。その人にあったコミュニケーションの仕方を自分で考えていく必要がある」

 その中でも、投手に「見てくれている」と実感させることが重要だと語る。

「ピッチャーのことを見ているとポイントが絶対にある。僕が注意していたのは、“そんなところも見てくれていたのか・・・”という部分。そういうことをピッチャーに伝えたりしていました」

 要するに、“そこまで見てくれているのか”と投手に感じさせることで、信頼関係を構築していったという。数多くの投手をリードし、数々の勝利を手にしてきた裏には、細やかな気配りや目配りがあったようだ。


現役時代に苦手としていた打者!?


 当然ながら捕手が気にするのは投手だけではない。対峙する打者にも気を配る。打者を打ち取るため、コースの高低、内外、ボールの緩急や変化、フォームの緩急、守備位置など、あらゆるシチュエーションを考慮して思考を巡らせる。

 27年に及ぶ現役生活の中で、谷繁氏が苦手としていたのは「対戦の数が少ない打者」と、「きたボールに対して本能で打ってくる動物的な打者」だったという。前者はデータが少ないために傾向が読めず、後者はデータそのものがあまり意味をなさないといったところか。

 そして、「最近では菊池とかね」と続け、苦手としていた選手に、菊池涼介(広島)の名前を挙げる。

 菊池といえば“守備のスペシャリスト”というイメージだが、谷繁氏は「タイミングをずらしても打ってくる」“打者”菊池にも脅威を感じていたことを明かした。

(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)
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