阪神が首位に浮上した。6日の広島戦は5回までに9点を奪われ、0-9と一方的な試合展開になっていたが、阪神の選手は誰一人諦めていなかった。5回裏に梅野隆太郎のタイムリーで1点を返すと、6回は鳥谷敬、高山俊のタイムリーなど一挙7点を奪い1点差に迫る。勢いが止まらない阪神は7回に、糸原健斗のタイムリーで同点、梅野が2点タイムリー三塁打を放ち逆転に成功した。8回にも1点を加えた阪神は、最大9点あった差をひっくり返し大逆転勝利。広島に代わって首位に浮上した。
ニッポン放送ショウアップナイターで解説を務める若松勉氏は「スゴイですよね。やっぱり今ノッているチーム」と称賛。今年と昨季の違いについては「若手とベテランが上手く噛み合っている」とし、「去年は(金本知憲監督が)野次を受けながらも、我慢して若い選手を上手く使って、それが実を結んでいる」と金本采配を評価した。
昨季は“超変革”をスローガンに掲げ、高山俊、北條史也、原口文仁といった若手が台頭。その他にも、江越大賀、横田慎太郎、中谷将大、陽川尚将といった若手を積極的に起用した。一方で昨季は、福留孝介が打率3割を記録したものの、キャプテンだった鳥谷敬が極度の打撃不振とチームを引っ張るべきベテラン勢が精彩を欠いた印象にあった。
今季は若松氏が話すように、若手とベテランが上手く融合しているようにみえる。
5月6日 広島戦オーダー
1(左)高山 俊 [2年目 / 24歳]
2(遊)北條史也 [5年目 / 22歳]
3(中)糸井嘉男 [14年目 / 35歳]
4(右)福留孝介 [19年目 / 40歳]
5(一)中谷将大 [7年目 / 24歳]
6(三)鳥谷 敬 [14年目 / 35歳]
7(二)糸原健斗 [1年目 / 24歳]
8(捕)梅野隆太郎 [4年目 / 25歳]
9(投)福永春吾 [1年目 / 22歳]
※年齢は5月6日終了時点
大逆転勝利を収めた6日の広島戦のオーダーをみても、糸井嘉男、福留、鳥谷のベテラン勢に、1、2番を組んだ高山、北條など若手とベテランが上手く起用されている。
特にベテラン勢の調子がいい。昨季極度の打撃不振に陥った鳥谷は今季から三塁で出場し、ここまで打率.300を記録。今季FAでオリックスから加入した糸井は3番打者として、リーグトップタイの25打点をマークし勝負強さを見せる。さらに4番に座る40歳の福留は、打率.313、3本塁打、18打点と好調を維持。
若手も数字だけみると物足りないが、高山が6日の広島戦で走者一掃のタイムリー三塁打、北條は4月9日の巨人戦で1試合2本塁打、原口は4月6日のヤクルト戦でサヨナラ本塁打、梅野も連日の決勝打と、ポイントとなる場面でしっかりと結果を残している。
昨季は上手く噛み合わなかったが、今季はここまで若手とベテランが上手く融合する。12年ぶりにリーグ優勝するためにも、“若手”と“ベテラン”の活躍が重要になってくる。
(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)
ニッポン放送ショウアップナイターで解説を務める若松勉氏は「スゴイですよね。やっぱり今ノッているチーム」と称賛。今年と昨季の違いについては「若手とベテランが上手く噛み合っている」とし、「去年は(金本知憲監督が)野次を受けながらも、我慢して若い選手を上手く使って、それが実を結んでいる」と金本采配を評価した。
昨季は“超変革”をスローガンに掲げ、高山俊、北條史也、原口文仁といった若手が台頭。その他にも、江越大賀、横田慎太郎、中谷将大、陽川尚将といった若手を積極的に起用した。一方で昨季は、福留孝介が打率3割を記録したものの、キャプテンだった鳥谷敬が極度の打撃不振とチームを引っ張るべきベテラン勢が精彩を欠いた印象にあった。
今季は若松氏が話すように、若手とベテランが上手く融合しているようにみえる。
5月6日 広島戦オーダー
1(左)高山 俊 [2年目 / 24歳]
2(遊)北條史也 [5年目 / 22歳]
3(中)糸井嘉男 [14年目 / 35歳]
4(右)福留孝介 [19年目 / 40歳]
5(一)中谷将大 [7年目 / 24歳]
6(三)鳥谷 敬 [14年目 / 35歳]
7(二)糸原健斗 [1年目 / 24歳]
8(捕)梅野隆太郎 [4年目 / 25歳]
9(投)福永春吾 [1年目 / 22歳]
※年齢は5月6日終了時点
大逆転勝利を収めた6日の広島戦のオーダーをみても、糸井嘉男、福留、鳥谷のベテラン勢に、1、2番を組んだ高山、北條など若手とベテランが上手く起用されている。
特にベテラン勢の調子がいい。昨季極度の打撃不振に陥った鳥谷は今季から三塁で出場し、ここまで打率.300を記録。今季FAでオリックスから加入した糸井は3番打者として、リーグトップタイの25打点をマークし勝負強さを見せる。さらに4番に座る40歳の福留は、打率.313、3本塁打、18打点と好調を維持。
若手も数字だけみると物足りないが、高山が6日の広島戦で走者一掃のタイムリー三塁打、北條は4月9日の巨人戦で1試合2本塁打、原口は4月6日のヤクルト戦でサヨナラ本塁打、梅野も連日の決勝打と、ポイントとなる場面でしっかりと結果を残している。
昨季は上手く噛み合わなかったが、今季はここまで若手とベテランが上手く融合する。12年ぶりにリーグ優勝するためにも、“若手”と“ベテラン”の活躍が重要になってくる。
(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)