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セ・リーグ

江本氏、巨人打線に喝「線になっていない」

 巨人は9日の阪神戦、8安打を記録するも、2得点しか奪えず2-4で敗れた。

 その原因のひとつに打線が挙げられる。中でも1、2番を組んだ立岡宗一郎、中井大介は2人で8打数0安打。四球での出塁もなく、1、2番の役割を果たすことができなかった。

 ニッポン放送ショウアップナイターで解説を務める江本孟紀氏は「野球の打線というのは、ぶつぶつ切っていくものではない。流れがあるんですよ」と解説する。「2番最強打者といいますけど、2番が打って優勝するのは、10年に1度。1、2番が出塁して、チャンスでクリーンナップに回していく。トータルで勝てるポイントですよ。(巨人打線は)線になっていない」と1、2番の出塁の重要性を説いた。

 1、2番コンビが1度も出塁できなかったことで、3番の坂本勇人は9日の試合では、1度も走者を置いた場面で打席が回ってこなかった。なんとか出塁しようとしたが結局、この日の坂本は4打数0安打2三振に終わっている。江本氏は1、2番が出塁なかったことで「坂本あたりがバッティングに影響が出ている」と指摘した。

 さらに4番・阿部慎之助は3安打を記録したが、3本のヒットはいずれも走者がいない状況で放ったもの。5番・マギーも2回に本塁打を放ったが、走者なしで打ったものだった。

 江本氏は現状の巨人打線について「4点を取り返すだけのバッティングではない。落ち気味というよりも、流れができていない」と喝を入れる。今夜の試合では、打線が“線”になるだろうか…。

(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)

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