ニュース 2017.05.19. 10:00

打てる捕手が減少 投手出身・江本氏の考えは?

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阪神の梅野隆太郎
 セ・リーグの打撃成績をみると、阪神・梅野隆太郎捕手(打率.184)、巨人・小林誠司捕手(打率.173)の打率が2割に届いていない。阪神と巨人の正捕手を務める2人だが、バットでは結果を残せていない印象だ。

 古くは野村克也氏、田淵幸一氏をはじめ、最近では古田敦也氏、城島健司氏、阿部慎之助など打てる捕手が存在した。しかし、昨季は12球団で規定打席に到達した捕手は、小林のみ。その小林はリーグワーストの打率.204だった。90年代から00年代には多かった“打てる捕手”も、近年はかなり減少している。

 ニッポン放送ショウアップナイターで解説を務める江本孟紀氏は、9日に放送された巨人-阪神戦の中継で「捕手は打たなくていいという人がいますけど、それはダメですよ。それを認めたらダメになる」と警鐘を鳴らす。

 続けて江本氏は「捕手のリードで全員20勝できるのかという話。捕手で投手が勝てることは、そんなにない。バットを持っている以上は、捕手は働かないと」と指摘した。

 投手をリードし、扇の要として守備陣を統率しつつ、打撃でも結果を残すのは、かなり難しい。それ故、捕手は“過酷”なポジションだと言われる。これについても江本氏は「捕手を難しく言いすぎですよ。難しくやった人は難しかったと言えばいいですけど、そんなもんじゃない」と持論を展開した。

(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)
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