18試合連続で『9番・遊撃』で出場
DeNAの倉本寿彦が、5月4日の巨人戦から18試合連続で『9番・遊撃』で先発出場している。
指名打者制を採用していないセ・リーグでは、9番の打順に投手が入るのが一般的。なぜ、野手の倉本が9番に座っているのか…。
ラミレス監督は「3回以降の攻撃で、2人のリードオフマンがいるから」と説明する。ラミレス監督が話したように3回以降、倉本がイニングの先頭打者として打席に入った場合、1番・倉本、2番・桑原将志、3番・梶谷隆幸と続いていく。そのため倉本には「先頭打者として1番打者の役割を果たしてもらいたい」(ラミレス監督)と話す。
25日の中日戦では、イニング先頭の9番・倉本がリードオフマンの役割を果たした。1点を追う3回に先頭の倉本がセンター前ヒットで出塁すると、続く桑原将志が失策で出塁。二死後、筒香嘉智が死球で満塁のチャンスを作ると、5番の宮崎敏郎が2点タイムリー二塁打で逆転に成功する。さらに嶺井博希、田中浩康にもタイムリーが飛び出し、先頭・倉本の出塁をきっかけに、一挙5点を奪った。
今後も9番!?
3・4月は打率.195と苦しんだが、5月は月間打率.297と復調。ただラミレス監督は「9番という打順で非常によくなっているので、今は変える考えはないです」と現時点では打順の変更はないと明言。
その一方でラミレス監督は「シーズンが進んだときに、変えるという可能性は無きにしも非ず」と倉本を9番以外の打順で出場させる可能性があることを示唆している。
9番に入り調子をあげてきた倉本。今後も、上位に繋ぐ役割をしっかり果たし、勝利に貢献していく。
(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)