ニュース 2017.05.30. 11:00

里崎氏が語る交流戦の指名打者

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ニッポン放送ショウアップナイターで解説を務める里崎智也氏
 3日に行われた『J:COMプレゼンツニッポン放送ショウアップナイター『プロ野球トークショー』in J:COM Wonder Studio』に出演した里崎智也氏は、交流戦での指名打者の起用法について話した。

 2005年にスタートした交流戦。パ・リーグが通算925勝と、通算821勝のセ・リーグを大きく勝ち越す。昨年もパが60勝(セが47勝)と勝ち越した。

 パがセを圧倒するシーズンが続いているが、里崎氏は「巨人は村田、阿部、マギー1人あまっているので、それが交流戦で使えると戦力に厚みが出る。広島も新井、エルドレッドの併用が指名打者で使えるので、打線の厚みが増す。そういったチームは今年に限って、マイナスポイントが、プラスに変えられる」と話す。

 特に巨人は三塁にマギーが加入したため、昨季ベストナインとゴールデングラブ賞を受賞した村田修一が、開幕からベンチを温める日々が続く。交流戦ではパ・リーグ主催試合で、村田、マギー、阿部慎之助の3人のうち1人を指名打者で起用し、3人を同時に出場することが可能だ。リーグワーストの150得点と得点力不足に悩む巨人にとっては、指名打者制がひとつポイントになる。

 広島もエルドレッド、新井貴浩のベテランに加え、松山竜平、西川龍馬など打撃が魅力的な選手が多い。彼らを投手の兼ね合いや、疲労などを考慮して上手く使い分けることができる。

 これまでは、代打の1番手が指名打者で起用されるケースが多かった。今季は巨人や広島など指名打者を有効に使うことができる球団もある。セがパに勝ち越すためにも、指名打者の起用法が重要になっていきそうだ。

(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)
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