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ライオンズが56年ぶりに沖縄へやってきた ニッポン放送・洗川アナの沖縄レポート

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沖縄でプロ野球開催


6月27日(火)、ライオンズが56年ぶりに沖縄へやってきた。

2010年以降、毎年プロ野球公式戦が行われるようになった沖縄・那覇。今年は6月27日(火)と同28日(水)に西武とロッテの試合が組まれた。

そもそも、ここ数年になってプロ野球の公式戦が行われるようになったのは、「那覇市営奥武山(おうのやま)野球場」が、2010年4月に「沖縄セルラースタジアム那覇」として新装オープンしたことから。



前身の那覇市営奥武山野球場は、1960年(昭和35年)に完成。翌1961年(昭和36年)、那覇市制40周年記念として沖縄に初めて招かれたプロ野球公式戦が、西鉄ライオンズと東映フライヤーズの試合だった。西鉄ライオンズは西武の、東映フライヤーズは日本ハムの前身となるチームだ。

当時の西鉄には稲尾和久、豊田泰光、仰木彬などが在籍し、東映にも張本勲がいた。そうそうたるメンバーが当時まだ米国統治下だった沖縄・那覇にやってきたのだ。

さらに翌1962年(昭和37)には、阪急ブレーブス対大毎オリオンズも行われた。こちらは、今のオリックスとロッテだ。

要するに、今回の西武対ロッテは、両球団にとって縁のある地での試合とも言える。


セルラースタジアムはアクセスに困らない!?


試合が行われた沖縄セルラースタジアム那覇は那覇空港と市街地のちょうど中間にある。

那覇市内には「ゆいレール」というモノレールがあるが、これに乗って那覇空港から7分ほどの奥武山公園駅で下車して徒歩10分。市街地は目の前なので、観光客で賑わう国際通りからタクシーに乗っても10分で700円ほどで着く。帰りも空車のタクシーが流しているので、さほどアクセスには困らない球場だ。

グラウンドは内野が黒土で外野は天然芝。両翼は100メートルで、中堅の距離は122メートル。バックネット裏にはアーチ型の屋根がかかり、収容人数は3万人を誇る。地方球場の中ではかなり立派な造りだ。


正面入り口横に野球資料館


正面入口ホールの右手には沖縄の野球の歴史を知ることができる「野球資料館」がある。

ここには米国統治下の1958年(昭和33年)に首里高校が沖縄県勢として初めて甲子園に出場したときのボールや、興南高校が甲子園へ向かったときの本土への渡航証、沖縄が生んだ大スター安仁屋宗八さんが広島カープ入りしたときの契約書などが展示されているそうなのだが……なぜだか今回の2日間は休館だった。



残念。

ただ、正面入口ホールには春のセンバツと夏の選手権に出場した県勢各校のネームプレートがある。





この球場は今も昔も高校野球県大会決勝の地なのだ。

さらにガラスケースには新球場第1号本塁打を放った元巨人・田中大二郎選手のバットとボールが飾られていた。これは2010年4月18日、ファーム交流戦の巨人対阪神で秋山投手から放ったものだ。




室内練習場も完備


さて、今回の西武対ロッテ、初日は15時30分ごろから10分ほど南国・沖縄ならではのスコールに見舞われた。

西武は途中で練習を切り上げ、ロッテは室内練習場へ。巨人のキャンプ地としても有名な同球場、隣には立派な室内練習場も完備されている。



ただ、蒸し暑い。この日は最高気温が31℃、湿度も70%を超えていた。


球場外には屋台


球場の外に屋台が出ていた。



ステーキ串などもあったが暑さにへばり手を伸ばせず、「タコス丼」をチョイス。サルサソースの酸味がほど良い。暑い沖縄に似合うフードだ。こちらは700円。

隣の屋台には「揚げ豆腐」があった。



沖縄のチャンプルー(豆腐と色々な食材を炒めた料理)に使われる島豆腐を揚げて醤油をたらし、ネギとおかかを加えたものだ。一口サイズが6個入りパックになっていて300円。

やや固めの豆腐で中身がぎっしりとしていて食べごたえがある。ヘルシーでオススメだ。




グッズ売り場には沖縄ゆかりの選手のグッズも


球場のスタンドへ戻る途中、グッズ売り場を発見。



西武の山川穂高選手や、多和田真三郎投手といった沖縄出身選手のタオルなどがあった。


試合前のスタンドはまばら!?


それにしても、お客さんがまばらだ。

見かけるのは関東からやってきたファンばかり。と思ったら、試合開始の18時30分直前、どっとスタンドに観客が入ってきた。

そうだ。日中は暑すぎるので、沖縄の人はむやみやたらと出歩かないと聞いたことがある。

観客の中には少年野球チームの子どもたちの姿も見えた。

年配の方の姿はあまり見かけず。56年前の試合を観た、というファンには残念ながら出会えなかった。


2度の中断も…


さあ、初日の試合開始だ。

「新しくなったこの球場で試合に出るのは楽しみ」と話していたロッテの1番、沖縄尚学高校出身の伊志嶺翔大選手がいきなりセンター前ヒット。スタンドからは歓声、そして「指笛」。これも沖縄ならでは。

さあ、ここから…というところでまたもスコールが……。



結局2度の中断を挟みながら、3回表までゲームを進めたものの、強烈な雨に雷も加わり、20時34分、ノーゲームが宣告された。

楽しみにしていたファンはとぼとぼと家路へ。

明けて2日目こそ迫力あるプロのプレーを最後まで沖縄のファンに観てもらえるよう、好天を願うばかりだ。


(ニッポン放送アナウンサー・洗川雄司)

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