<プロ野球 ロッテ対日本ハム ロッテ・井口資仁引退セレモニー>ファンの声援に応えて手を振りながら、スタジアムをあとにするロッテ・井口資仁=2017年9月24日千葉・ZOZOマリンスタジアム 写真提供:産経新聞社

ホームランで飾った現役引退試合が終わり、いよいよ井口新監督誕生のカウントダウンが始まりました。

「最高の野球人生だった」

と完全燃焼を語っていますが、監督就任で待ち受けるのはチームの立て直し。まだ、8試合を残しているものの、49勝85敗1分の最下位。防御率4.35は、12球団ワーストと目を覆うばかりの惨状へ立ち向かわなければなりません。しかも、引退即、指導者で経験はなし。状況は違うものの巨人・高橋監督と同じケースです。

引退を決めたのは昨年の夏。来年、契約してもらえるのかと聞いてきたお母さんへ、2017年限りでユニホームを脱ぐことを伝えました。人格者として知られ、担当記者への神対応が一貫していた選手です。

青山学院大から、ダイエーを逆指名。当時から、独自の野球ノートを記しています。引退を前に読み返すと、「我慢」の2文字がいくども出てくる。監督へ就任すれば、さらなる我慢の連続でしょう。引退を決めた後、ダイエー時代の恩師、ソフトバンク・王会長から、

「おれは22年現役をやって、終わってから37年が経った。今までやってきたことをきちんと伝えろ。それが使命だ」

とメッセージをおくられたそうです。

井口にはメジャーでの活躍実績があり、MLBでプレー経験を持つ、初の日本人監督の冠は金看板となるでしょう。しかも、05年にワールドシリーズ制覇を体験。というのは、外国人選手を獲得する際、交渉で「どんな監督?」という質問がある。ネームバリューがあるに越したことはない。もっとも、ロッテの場合、フロントがどこまで資金を出すか。伊東監督から、再三のリクエストがあった際も、なかなか希望通りに進まなかった経緯があります。

となると、広島のように若手を育成することが急務でしょう。以前は、若手選手からの質問へ、

「それはコーチの役割。だから、おれはやらない」

と話していたものの、今季あたりから、相談に乗っていた。

「成功するには、自分の引き出しの数を増やせ」

と激励しています。

「勝っても、負けてもベンチのムードをよくしなければならない」

と以前から口にしてきた井口は、

「本当は1年休んで、(趣味の)ゴルフを上達したかった」

と漏らしていたそうですが…。

9月26日(火) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」

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ベースボールキング編集部

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