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1試合平均5.2点…西武打線を警戒する楽天・嶋「色んな攻撃ができる」

14日からクライマックスシリーズファーストステージが開幕する。パ・リーグを3位で終えた楽天は、2位・西武の本拠地・メットライフドームでファイナルステージ進出を目指す。
◆ 8勝16敗…苦手とする西武戦
今季の対戦成績をみると、楽天は西武に引き分けを挟んで10連敗を喫するなど、8勝16敗と大きく負け越した。
試合前日の記者会見に臨んだ楽天の正捕手・嶋基宏は、「色んな攻撃パターンがある。足を使ったり、ホームランが打てる打者がいますし、ファウルで粘って四球を選んで、足でかき回すなど色んな攻撃ができる」と、パ・リーグの球団で最も多くの失点(130失点)を喫している西武打線を警戒した。
1試合に換算すると平均5.2失点で、対戦防御率は「4.64」。菊池雄星に抑え込まれている部分がクローズアップされてはいるが、大きく負け越した要因は投手陣にもあると言えるだろう。
【西武主な打者の楽天戦打撃成績】
秋山翔吾 25試 率.388 本3 点12 盗2
源田壮亮 25試 率.252 本0 点12 盗4
浅村栄斗 25試 率.267 本1 点15 盗0
山川穂高 17試 率.347 本7 点17 盗0
森 友哉 10試 率.514 本1 点9 盗0
栗山 巧 18試 率.217 本1 点8 盗0
中村剛也 20試 率.235 本7 点14 盗0
炭谷銀仁朗 17試 率.250 本2 点9 盗0
金子侑司 13試 率.205 本0 点3 盗3
外崎修汰 23試 率.277 本3 点9 盗5
◆ 上位から下位まで気の抜けない打線
西武打者陣の楽天戦の成績を見ても、警戒すべき選手が多い印象。その中でも、チャンスメーカーにもポイントゲッターにもなれる秋山翔吾と、終盤戦は4番として存在感を示した山川穂高の2人には警戒が必要だ。
特に第1戦に先発するエース・則本昂大相手に、秋山は12打数4安打、山川は5打数3安打2本塁打とよく打っている。秋山に出塁を許し、その秋山を得点圏においた状態で山川を打席に迎えるような場面は避けたいところ。
また、外崎修汰が楽天戦5盗塁、金子侑司が3盗塁と、下位打線に足の使える選手が控えている。足を絡めた攻撃をされると、得点圏で上位打線に回る可能性もでてくるだけに油断できない。
「色んなところに気を遣わないといけない」と嶋が話した通り、一発から足を絡めた攻撃まで様々なパターンを持つ西武打線を封じることができれば、勝利に近づくことは間違いない。打ち込まれたレギュラーシーズンのリベンジを果たせるか、楽天バッテリーの逆襲にも注目だ。
(ニッポン放送ショウアップナイター)