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5年連続Bクラスの中日 上位進出へ若手先発陣がカギを握る?

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中日の森繁和監督
「軸で回したピッチャーがずっとダメだった。良い時期もあったけど、大きく期待を裏切りました。先発も若返りを図らないといけない時期」

 10月1日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター ヤクルト-中日戦』で解説を務めた大矢明彦氏はこのように指摘する。先発陣が固定できなかった中日は59勝79敗5分のリーグ5位となり、球団ワーストとなる5年連続Bクラスという結果に終わった。

 中日といえば落合博満監督時代の8年間(04年~11年)で4度のリーグ優勝、1度の日本一を達成するなど、数年前までは黄金時代を築いていた。しかし落合監督が退任した12年以降は、苦しい戦いが続いている。

 落合監督の時代には“投手王国”と呼ばれていた中日だが、近年はその成績が芳しくない。今季のチーム防御率はリーグ5位の4.05。その中でも先発陣の防御率は4.10と精彩を欠いた。

【年度別順位とチーム防御率】
2017年 5位:防御率4.05(セ5位)
2016年 6位:防御率3.65(セ4位)
2015年 5位:防御率3.19(セ3位)
2014年 4位:防御率3.69(セ2位)
2013年 4位:防御率3.81(セ4位)
2012年 2位:防御率2.58(セ2位)
2011年 1位:防御率2.46(セ1位)
2010年 1位:防御率3.29(セ1位)


 大矢氏は先発陣について「若返りをしなきゃいけない時期なんですよね」と指摘する。

 今季規定投球回に到達した中日の投手は、39歳のバルデスと29歳の大野雄大の2人。若い先発投手陣の台頭は必要不可欠だ。

【2017年先発試合数】
バルデス:23試合
大野雄大:22試合
小笠原慎之介:19試合
吉見一起:14試合
鈴木翔太:12試合
ジョーダン:11試合
又吉克樹:9試合
若松駿太:7試合
柳 裕也:7試合
笠原祥太郎:5試合
伊藤準規:4試合
八木智哉:3試合
小熊凌祐:3試合
山井大介:2試合
三ツ間卓也:1試合
阿知羅拓馬:1試合

 先発の若返りといった意味では、今季5勝を挙げた小笠原慎之介には大きな期待がかかる。小笠原は今季、左肘の手術の影響で出遅れた。昇格後は好不調の波が大きかったが、8月27日の広島戦からシーズン最終登板となった10月5日の阪神戦までの6試合で、先発投手の成績評価項目の1つにあたるQS(6回3自責点以内)をクリアした。

 8月27日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 広島-ヤクルト戦』で解説を務めた田尾安志氏は小笠原について「何かを掴んでもらいたいということで、1つ特筆すべきことは4回裏。クリーンナップを迎えたところで三者三振。5回にその前の打席で本塁打を打たれた先頭のエルドレッドを三振に取った。この4人を連続三振したというのは、小笠原にとって自信がでてきたと思いますよ」と振り返った。

 来季は2012年以来のAクラス入りを果たせるのか!? 前述の小笠原に加え、今季5勝を挙げた鈴木翔太、故障で離脱する時期が長かったルーキーの柳裕也、シーズン終盤に先発で存在感を見せた笠原祥太郎といった若手先発陣の成長にも期待がかかる。

(ニッポン放送ショウアップナイター)
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