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巨人の若手・中堅選手たちを解説陣はどう見た?

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巨人・岡本和真(C)KYODO NEWS IMAGES

春先は中井、立岡の1、2番を組むも…


 巨人は72勝68敗3分と勝ち越しながらも、11年ぶりにBクラスに沈んだ。4位に終わった低迷は様々あるが、若手・中堅の野手が育たなかったのも原因のひとつといえるだろう。

 規定打席に到達した20代の野手を見ると、坂本勇人、小林誠司の2人のみに対し、リーグ優勝した広島は丸佳浩、田中広輔、菊池涼介、鈴木誠也、安部友裕と5人もいた。

 規定打席に到達した20代の野手が2人だった巨人だが、若手選手に全くチャンスを与えられなかったわけではなかった。春先は、1番・中井大介、2番・立岡宗一郎の中堅コンビが1、2番を務めた。

 開幕から1、2番を任された中井と立岡だったが、得点圏でクリーンナップに回すシーンが少なかった。4月13日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-広島戦』で解説を務めた山本昌氏は「1、2番の迫力という面では、中井君、立岡君にしても打率3割とはいいませんけど、自分の仕事をしてレギュラーに定着する。チーム力がありますので、打線で1、2番は凄く大事」と重要性を語っていた。

 その後も1、2番が機能せず、7月12日のヤクルト戦から1番・長野久義、2番・マギーの超攻撃的オーダーを組み、夏場以降は1番・陽岱鋼、2番・マギーが1、2番コンビを組んだ。

中井大介
今季成績:90試 率.249 本5 点15

立岡宗一郎
今季成績:62試 率.208 本0 点10


岡本もレギュラー定着ならず…


 開幕前に高橋由伸監督が「何とかでてきて欲しいと思っている」と期待を寄せていた岡本和真も、レギュラーの座を掴むことができなかった。

 岡本は3月31日に行われた中日との開幕戦に『7番・左翼』でスタメン出場し、6回の第3打席で、左の大野雄大からレフト前に運ぶヒットで今季初安打を記録。好スタートを切ったかのように思われた岡本だったが、その後が続かず4月21日に一軍登録を抹消された。

 9月8日に再昇格を果たしたが、同日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-ヤクルト戦』で解説を務めた江本孟紀氏は岡本の打撃について「二軍にいったというだけで、二軍にいく前と変わっていない」とバッサリ。

 「空振りしたときのスイングが悪い。両膝をかがめたらダメなんですよ。レギュラーを取って数字をあげようと思うならフォームを矯正しないと」と厳しいコメントを残した。

岡本和真
今季成績:15試 率.194 本0 点2


宇佐見と石川が存在感


 そんな中、プロ2年目の宇佐見真吾捕手と、日本ハムからトレードで加入した石川慎吾が存在感を示した。プロ1年目の昨季は一軍出場がなかった宇佐見だが、2年目の今季は8月8日に一軍昇格を果たすと、同日の阪神戦に代打で登場しプロ初安打を記録。

 8月18日のDeNA戦では、左の砂田毅樹からライトへプロ初本塁打を放つと、『8番・捕手』でプロ初スタメン出場となった同25日の阪神戦でもライトスタンドに放り込んだ。

 その阪神戦で解説を担当した野村克也氏は「阪神バッテリーとしたらストライクを取りたい状況ですから、好球必打というか素晴らしいバッティングをしました」と評価した。

 その後も宇佐見は9月5日の中日戦で、2点を追う9回に中日の守護神・田島慎二から値千金の同点2ランを放つなど、21試合に出場して、打率.350、4本塁打、8打点の成績を残した。

 日本ハムからトレードで加入した石川も、春先は打撃不振の長野久義に代わりスタメン出場。4月28日のヤクルト戦では、移籍後1号となる本塁打を含む猛打賞の活躍を見せた。夏場に調子を落とした時期もあったが、移籍1年目はキャリアハイとなる99試合に出場した。

宇佐見真吾
今季成績:21試 率.350 本4 点8

石川慎吾
今季成績:99試 率.242 本5 点20

 宇佐見はシーズン終盤にバットでアピールしたが、その他の若手、中堅が目立った存在感を放つことができず、今季も阿部慎之助、長野久義、坂本勇人といった主力に頼る打線となってしまった。近い将来のことを考えると、来季こそ、若手、中堅野手の台頭が待ち望まれる。

(ニッポン放送ショウアップナイター)
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