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読売ジャイアンツ

打線を引っ張った巨人の『2番・マギー』

巨人を退団したマギー(C)KYODO NEWS IMAGES

 近年、セカンドの固定が巨人の課題となっている。昨季はロッテからクルーズ、14年にはFAで片岡治大、自由契約となった井端弘和を獲得するなど、毎年のように補強を行っているが、長らく1人の選手を固定できていない印象だ。

 今季も中井大介がセカンドで開幕を迎えたが、山本泰寛、寺内崇幸、クルーズ(シーズン途中に楽天移籍)といった様々な選手が務めた。中々、セカンドを固定できない中で、高橋由伸監督は、7月12日のヤクルト戦からサードのレギュラーだったマギーをセカンドで起用し、打順も3番、5番といったクリーンナップから、2番に変更。

 これにより、スタメンでの出場機会が減っていた村田修一をサード、今季から本格的にファーストにコンバートした阿部慎之助と、“攻撃力”のある3人を同時に起用することができるようになった。

 チーム得点も、7月11日終了時点でリーグワースト2位の268得点(81試合)だったが、マギーが『2番・セカンド』で起用された7月12日以降はリーグ3位の268得点(62試合)と得点力がアップした。

 7月29日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-DeNA戦』で解説を務めた大矢明彦氏は「マギーの2番はどうなのかなという心配があった」としながらも、「(2番に)置いてみたら意外と効果があった。意外と相手投手が嫌がる。2番打者で良かったなという印象です」と評価した。

 9月26日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-ヤクルト戦』で解説を務めた若松勉氏も「どこでもやってくれるということで、精神的にも強い選手だと思います。真面目さが試合に出ていますよね」と称賛した。

 守備面では慣れないポジションということもあり、不安定な部分もあったが、攻撃という観点だけみれば『2番・マギー』は成功だったといえるだろう。

(ニッポン放送ショウアップナイター) 

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