同期のライバルと「同じ土俵で勝負」
西武の山川穂高は12日、球団事務所で2度目の契約更改交渉に臨み、ほぼ倍増の年俸3240万円(推定)でサインした。
今季は78試合の出場で打率.298、自己最多となる23本塁打、61打点をマーク。後半戦は4番を任されるなど、チームに欠かせない存在へと成長を遂げ、2位躍進の原動力となった。
「1年間出ることが出来なかったことは自分でも満足できていない」とした山川だったが、「後半戦はほぼ同期でずっと負けていたメヒアに勝って試合に出ることが出来た」と収穫を口にし、その部分での評価が欲しかったことを強調。つづけて「僕はいろいろなところを守れる選手ではないので、メヒアがライバルになる。来年もメヒアに勝つ」と闘志を燃やした。
「アドバイスなどをくれたり、尊敬できる人」とメヒアについて語る山川。それでも、競争に勝たなければ試合には出られない。後半戦はメヒアの不調もあってチャンスを掴むことが出来たことも理解している。「来年はようやく同じ土俵で勝負ができる」。真っ向からぶつかり、ポジションを勝ち取りに行く。
会見後、色紙にしたためた文字は「今日打たないと明日はない」。今なお「1試合・1打席・1球が勝負」という想いは変わらず、来季も「レギュラーを“獲りにいく”という気持ちで」。チームの快進撃の中心にいたことも、侍ジャパンで4番を務めたことも自信にしつつ、決しておごることはない。
(ニッポン放送ショウアップナイター)