埼玉西武ライオンズ

人的補償で西武へ移籍した投手といえば…

入団会見に臨んだ西武の高木勇人(左)と鈴木球団本部長(右)

◆ 高木勇人が西武入り

 西武からFA宣言し巨人へ移籍した野上亮磨の人的補償選手として、高木勇人が西武に入団した。

 高木は14年ドラフト3位で巨人に入団すると、原辰徳前監督が命名した“タカギボール”を武器に、1年目は163回2/3を投げ9勝10敗、防御率3.19の成績を残した。2年目の16年が5勝、17年が1勝と年々勝ち星が減少しているが、持っている能力は高い。

 昨年12月に行われた高木の入団会見で、鈴木本部長は「先発として、5、6回を3、4点という投球ができれば、(西武の打線なら)返す力がある。チャンスは今まで以上にあると思う。普通に投げれば勝てる」と期待を寄せる。

◆ 西武へ人的補償で移籍した投手は…

 人的補償で西武へ移籍した移籍した投手を振り返ると、07年オフに中日へFA移籍した和田一浩の人的補償で入団した岡本真也がいる。

 岡本は中日最終年となった07年、勝利の方程式の一角を担い、シーズン自己最多の33ホールド、防御率2.89を記録し、53年ぶりの日本一に貢献。人的補償で西武へ移籍してからも、守護神・グラマンに繋ぐ8回の男を担った。

 5年連続50試合登板とはならなかったが、47試合に登板して、18ホールド、防御率3.83の成績を残し、リーグ制覇の立役者となった。

 13年オフにロッテへFA移籍した涌井秀章の人的補償として入団した中郷大樹は、ロッテ最終年となった13年に37試合に登板して15ホールドをマークしたが、移籍した14年は14試合の登板にとどまった。

 「チームは変わるが与えられた場所で頑張って行きたい」と話した高木は、新天地で輝くことができるか注目だ。

◆ 人的補償で西武へ移籍した投手
岡本真也(中日→西武)
中郷大樹(ロッテ→西武)

(ニッポン放送ショウアップナイター) 

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