残り21セーブで名球会
ソフトバンクの絶対的守護神・サファテは、今季2つの大きな記録達成に期待がかかる。
その1つが名球会入りだ。名球会入りの条件となる250セーブまで残り21セーブ。サファテは昨年11月20日に行われた『NPB AWARDS2017』で「来年達成したい」と意気込み、「1年間ケガしないことが250セーブに繋がると思う。岩瀬さんの記録というのは、ちょっと抜けないと思うので、少しでも近づければいいかなと思っています」と話した。
ソフトバンク移籍した14年から毎年30セーブ以上をマークしており、故障による長期離脱がなければ、今季中の達成はほぼ確実だ。
ちなみに250セーブを達成して名球会入りした投手は、通算404セーブの岩瀬仁紀、日米通算381セーブの佐々木主浩、日米通算313セーブの高津臣吾の3人で、外国人選手では通算2000安打を達成したラミレスのみとなっている。
【日本通算250セーブ以上記録した投手】
1位 404セーブ 岩瀬 仁紀
2位 286セーブ 高津 臣吾
3位 252セーブ 佐々木主浩
史上初の4年連続40セーブに期待
2つ目は、通算404セーブを達成している岩瀬も達成できなかったNPB史上初となる4年連続40セーブの記録だ。
サファテはソフトバンクに移籍2年目の15年に41セーブをマークすると、16年43セーブ、そして昨季はNPBシーズン新記録となる54セーブを挙げ3年連続で最多セーブのタイトルを獲得した。
サファテが3年連続で40セーブを達成した3年間、チームは1位(15年)、2位(16年)、1位(17年)と常に優勝争いを繰り広げている。NPB新記録となる4年連続40セーブの快挙を達成するためには、チーム事情も関係してくる。今季も勝ち試合の9回にサファテがマウンドを上がる試合が多ければ、記録達成に期待がもてそうだ。
また、今季4年連続セーブ王のタイトルを獲得すれば、タイトルの名称が『最優秀救援投手』時代の佐々木主浩の記録に並ぶ。
【サファテ】
15年:41セーブ ☆
16年:43セーブ ☆
17年:54セーブ ☆
【岩瀬仁紀】
05年:46セーブ ☆
06年:40セーブ ☆
07年:43セーブ
08年:36セーブ
☆は最多セーブ投手
(ニッポン放送ショウアップナイター)