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南郷で出会った素晴しい子供たち

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 九州旅客鉄道日南線の南郷駅から、埼玉西武ライオンズ春季キャンプが行われている南郷スタジアムまでは歩いておよそ15分。

 踏切を渡り、真っ直ぐ坂を上りながら、キャンプ地まで歩いていく。

 スタジアムでの取材を終えた後、南郷駅まで歩いて引き返した。ちょうど小学校の下校時間と重なったようだ。

 歩道も狭いので、邪魔にならぬよう車道に出て歩くと、すれ違いざま児童から「こんにちは!」と声を掛けられた。こちらも軽く挨拶をすると、またすれ違う児童から、立ち止まって「こんにちは!」と声を掛けられた。

 挨拶をされて悪い気をする人はいない。こちらも「こんにちは!」と挨拶を返した。駅までの道のり、必ずすれ違う児童から「こんにちは!」と挨拶をされる。すれ違う全員の児童からだ。

 あまりにも清々しい。そのまま駅まで歩いていると、校門から児童が出てくる。どうやらこの小学校の児童達のようだ。



 気持ちの良い挨拶をしてくれる子供達にお礼を伝えようと、アポなしで校門をくぐって、学校に取材依頼を試みた。

 無理を承知で要件を伝えた後、校長室に通されて話を聞くことが出来た。


日南市立南郷小学校 湯浅安彦校長

―― 突然申し訳ありません。あまりにも子供達が気持ちの良い挨拶をしてくれるもので、お話を伺いたいと思い、訪れました。
「わざわざありがとうございます。私は赴任して1年です。全校集会では必ず『おはようございます』という垂れ幕を出しています。生徒たちは普段から挨拶はいい方です。1つは地域の教育力が高いことだと思っております」

―― これは埼玉西武ライオンズがキャンプ地として県外から様々な方々がいらっしゃるからでしょうか?
「この地域は中学生も高校生も、皆挨拶をします。もちろんこの地(西武キャンプ)で、地元ではない県外からたくさんの方がいらっしゃいますが、元々、外からのゲストを迎え入れる協力体制ができているのではないでしょうか?」

―― 西武ライオンズのキャンプはもちろんの事、私以外にも清々しい気持ちで、またこの地を観光で訪れたい方も多いと思います。
「うちの教頭は一人一人の生徒を把握していて、朝必ず声を掛けあっています。何気ない一言のやり取りで、身についた事だと思っています。児童は登下校の際、横断歩道でも必ず車が止まったら、立ち止まって挨拶をしています」


メディアの球団担当記者は、長期間ホテルをとってレンタカーを借りる。普段の何気ない子供たちの挨拶を同じ気持ちで捉えているはずだ。毎年プロ野球の各チームは決まった場所で春季キャンプを行う。

 同じように毎日通い詰めるファンも多い。

「またこの地を訪れたい!」

 ファンにそう思わせるのは、こうした地元の協力もあって他ならない。

(ニッポン放送ショウアップナイター)
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