ニュース 2014.11.01. 15:29

竜の失恋…炭谷残留決定でどうなる?来季の正捕手問題

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FA権を行使せず、西武残留を決めた炭谷銀仁朗 [Getty Images]
 プロ野球も本格的にストーブリーグが開幕し、各ニュースサイトはFA関連の話題で連日賑わっている。

 1日、西武は炭谷銀仁朗が国内FA権を行使せず、来季もチームに残留することを発表した。今季も扇の要として125試合に出場。しかし、終盤になると下位に沈むチーム状況も相まってルーキーの森友哉が徐々に出番を増やし、炭谷は9月・10月の26試合で15試合の出場にとどまっていた。

 これで頭を抱えているのが中日。今季も最も多くマスクを被ったのは兼任監督を務める谷繁元信であり、5月に左太ももの故障がありながらも91試合に出場した。松井雅人や武山真吾ら後釜の育成にも務めたが、正捕手のポジションを掴むまでには至らず。谷繁が来季45歳を迎えることもあり、正捕手の獲得が急務であった。

 今オフは楽天の嶋基宏やソフトバンクの細川亨など、捕手大豊作のFA市場と言われる中で、中日はシーズン中から炭谷獲得の準備を進めた。通算768試合に出場し、今季の盗塁阻止率はリーグトップの.444を誇る。2013年にはWBC日本代表に選出されるなど、27歳の若さながら経験豊富な獅子の正捕手にラブコールを送り続けていた。

 ところが、ここに来ての残留発表。嶋も残留を発表しており、細川も残留が濃厚。中日の来季の正捕手は白紙状態となった。

 残されたFA市場の捕手と言えばヤクルトの相川亮二。FA権の行使を発表し、阿部慎之助の一塁専念を発表している巨人が獲得に積極的な姿勢を見せている。相川も2004年のアテネ五輪、2006年の第1回WBC、2013年の第3回WBCと過去に3度も日本代表に選出された球界を代表する捕手の一人であり、扇の要を任せるに不足はない人材ではある。

 しかし、相川は来年で39歳を迎える。向こう5年は正捕手としての計算が立つ炭谷と違い、急場しのぎで終わってしまうのではないかという点がネックだ。さらに谷繁監督と相川はともに元横浜(現DeNA)出身で、一時はライバル関係にあった。その二人が15年経ってもスタメンマスクの一番手候補というのは、育成の観点から見ても好ましくない。

 現在、中日の捕手は兼任監督の谷繁を含めて6名が在籍。若手では大卒ルーキーの桂依央利、大卒2年目の杉山翔大がいるが、二人とも一軍での出場経験はなし。今年のドラフトでも5位で青山学院大の加藤匠馬、育成3位で秀岳館高の藤吉優を指名した。

 相川の獲得に参戦するのか、毎年のようにドラフトで指名しながら苦しんでいる捕手の育成に挑むのか。またはトレードという手段もある。“恋人”を逃した中日の動きから、目が離せない。

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