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DeNA・ラミレス監督、8回・上原の攻略に「ストライクゾーンに来たら…」

DeNAのラミレス監督

 DeNA打線が10年ぶりに日本球界に復帰した巨人のセットアッパー・上原浩治に襲い掛かった。

 1点を追う8回、先頭の大和がレフト前ヒットで出塁。続く筒香嘉智は二飛に倒れたが、4番・ロペスのセンター前ヒットで一、二塁と好機を作ると、打席には昨季首位打者の宮崎敏郎。この日は3打数0安打だった宮崎だが、1ボール2ストライクから上原が投じた4球目のスプリットをセンター前に弾き返し、二塁走者の大和が同点のホームを踏んだ。

 これで火のついたDeNA打線は、乙坂智がヒットで続き満塁にすると、7番・嶺井博希がレフトへ2点適時二塁打を放ち逆転に成功。この日の登板前まで4戦連続無失点・無安打ピッチングだった上原をマウンドから引きずり下ろした。

 ラミレス監督は好機で2点適時二塁打を放った嶺井について「彼は今、打っていて、チームに貢献してくれている。与えられたチャンスを活かして、ポジションをモノにしようとしている」と賛辞を送った。

 また、上原を攻略した8回の攻撃については「(上原に対するベンチの指示は)まったく話していない。上原は日本で一番いい投手といっても過言ではない。ストライクゾーンに来たらしっかりスイングしろ、と。そういうことくらいしか言うことはない。それをしっかりやってくれた」と明かした。

(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)

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