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読売ジャイアンツ

苦しむ先発陣を救った巨人・メルセデス

巨人・メルセデス=東京ドーム(C)KYODO NEWS IMAGES

 巨人・菅野智之、山口俊に続く先発投手が不在の中、救世主となったのがシーズン途中に支配下選手となったメルセデスだ。

 一軍初登板・初先発となった7月10日のヤクルト戦で、5回を5安打無失点に抑え、プロ初勝利を手にすると、続く18日の阪神戦でも7回無失点に抑え2勝目をマーク。26日のヤクルト戦も8回を無失点と、7月は20イニングを投げて、自責点は0、エース級の働きを見せた。8月以降は先発ローテーションに定着し、最終的には13試合に登板して、5勝4敗、防御率2.05の成績だった。

 7月19日に放送された『ショウアップナイタープレイボール』に出演した若松勉氏は「コントロールが良くてズバッといきますから面白いですよ」と評価すれば、江本孟紀氏も「コントロールが良い。投げたフォームが安定している。メルセデスは理想的なフォームをしている」(9月11日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-ヤクルト戦』)と絶賛した。

 さらに、8月2日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター DeNA-巨人戦』で解説を務めた佐々木主浩氏は「腕の長さ、フォームもそうですけど、(タイミングが)取りにくいんでしょうね。球持ちもいいので、143キロでも思ったよりはバッターの手元で来ている可能性がありますね」と分析している。

 来季に向けて巨人は大型補強を敢行し、先発でも日米通算170勝をマークする岩隈久志が加わった。先発のライバルが増えた中で、メルセデスは競争を制し、シーズン通して何個の白星をチームにもたらすことができるか注目だ。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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