ニュース 2018.03.23. 14:38

【浦和ボーイズ】中学野球はあくまで通過点。大切なのは子どもたちの未来を見据えた指導

――浦和ボーイズは、クラブチームとして「親御さんから大切な子どもをしっかり預かる」そういった責任感が伝わります。
コーチ(Coach)ってただ教える人を表す意味ではないと僕たちは思っているんですよ。
教えるならティーチ(Teach)でしょうと。
コーチというのは、子どもたちを無事に目的地まで送ることが役目だと宍戸代表を中心によく話をしています。
ただ、勝ちたい…、良い指導者と思われたい…そんな大人のエゴを子どもたちに押しつけるのは間違いだと思いますね。



――なるほど。子どもたちの未来を考えた指導ということですね。
そうですね。
だから投手は1試合の投球数を約70球と球数制限したり、ベンチ入りメンバーは全員試合に出すなど、チームの中でルールを作っています。
それを守って負けたのなら仕方がない。上手い子どもだけを試合に出して勝利する勝利至上主義ではなく、うちはチーム全員で勝ちを目指す勝利至上主義なんですよ(笑)。

――まさに全員野球。子どもたちを分け隔てなく、我が子のように接する温かい指導が光りますね。最後に今後の目標を教えていただきたいと思います。
この先僕たちの指導を継いでくれる後継者ができて、このチームが少しでも長く続いていくことが目標ですね。
いくら強くなったとしてもこのグラウンドの雰囲気であり続けて欲しい。
中学野球はあくまで人生の通過点。
でも、子どもから大人になるための重要な時期です。
そんな大切な時期に関わっていける幸せを噛みしめ、今後も指導をしていきたいと思います。

独自のルールを作り、チーム全員で勝利を目指す。
子どもたちの未来を見据えた指導が浦和ボーイズにはある。(取材・撮影:児島由亮)

 

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