ニュース 2014.12.25. 15:35

ベースボールキング編集部が選ぶ 今年のプロ野球“大ブレイク選手”トップ10

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4年目の大ブレイクに、侍ジャパン入りとスターダムを駆け上がる山田哲人[Getty Images]
 2014年も残すところ、あと1週間。新年がすぐそこまで近づいてきた。2014年を振り返ってみると、今年も新たな選手たちが台頭し、プロ野球界を盛り上げた。そこで、今年が終わる前に、今シーズンのプロ野球において最も飛躍した選手、予想を上回るような大ブレイクを果たした選手を独断と偏見で選び、ランキングにしてみた。結果と総評は以下の通り。

今年の大ブレイク選手トップ10


1位 山田哲人(ヤクルト)
☆最多安打 ☆ベストナイン
[年俸]2200万円→8000万円(264%アップ)
→ 打率はリーグ3位(.324)、本塁打もリーグ3位(29本)、打点はリーグ4位(89打点)と打撃三部門全てにおいて優れた成績を残し、NPB史上歴代9位タイとなるシーズン193安打をマーク。阪神の藤村富美男が64年間保持していた日本人右打者の最多安打記録を塗り替えてみせた。

2位 柳田悠岐(ソフトバンク)
☆ベストナイン ☆ゴールデングラブ賞
[年俸]3200万円→?
→ パのブレイク筆頭株。確実性の増した打撃で打率はリーグ3位(.317)に。豪快なパワーに目が行きがちだが、盗塁もリーグ2位の33個を決めており、3割・30本・30盗塁に最も近い男とされる。

3位 雄平(ヤクルト)
☆ベストナイン
[年俸]1250万円→6000万円(380%アップ)
→ プロ12年目、野手転向5年目の大ブレイク。打率はリーグ6位(.316)、本塁打はリーグ5位(23本)、打点はリーグ3位(90打点)を記録。ケガで離脱のミレッジを補って余りある打撃を見せ、ヤクルト打線の中軸を担った。

4位 菊池涼介(広島)
☆ゴールデングラブ賞
[年俸]3900万円→8500万円(119%アップ)
→ 破天荒な守備だけではなく、打撃でも成長を見せた広島の韋駄天。打率が前年の.247から.325にまで向上し、嶋重宣が記録した球団最多安打記録にあと1本に迫る188安打を放った。守備でも自らが作った補殺記録を塗り替え、進化が止まらない。

5位 森唯斗(ソフトバンク)
[年俸]1200万円→4800万円(300%アップ)
→ ルーキーながら巨大戦力に割って入り、58試合に登板。終盤疲れからか失速もあったが、それでも4勝1敗で防御率2.33という堂々たる数字を残し、チームの日本一に貢献した。ちなみに年俸4800万円は今オフ新人選手の最高額。

6位 又吉克樹(中日)
[年俸]840万円→4000万円(376%アップ)
→ 1年目から中継ぎとして、リーグ2位となる67試合に登板。夏場を境にセットアッパーとしての地位を確立し、9勝1敗、防御率2.21の好成績を残した。奪った三振数は81回1/3に対し104で、奪三振率に換算すると11.51。日本人では両リーグを通じてトップの数字を叩き出した。

7位 福谷浩司(中日)
[年俸]1125万円→4500万円(300%アップ)
→ ドラ1として期待された1年目はケガに泣いたが、2年目の今季はリーグトップの72試合に登板。夏場からはストッパーとして又吉と勝利の方程式を担い、2勝4敗11セーブで、防御率1.81の成績を残した。

8位 高橋朋己(西武)
[年俸]1500万円→3500万円(133%アップ)
→ 2年目の今季は守護神に抜擢されると、63試合に登板して2勝1敗29セーブ、防御率2.01と苦しいチーム状況の中で奮闘した。資格のあった新人王は逃したものの、日米野球では侍ジャパンに選出されるなど、充実のシーズンを送った。

9位 筒香嘉智(DeNA)
[年俸]1600万円→4600万円(188%アップ)
→ ハマの大砲がついに開花。ケガで戦列を離れた期間があったものの、打率は.300をマーク。22本塁打、77打点と打撃3部門でチームトップの数字を叩き出した。得点圏打率.416はリーグトップ。

10位 一岡竜司(広島)
[年俸]1050万円→2400万円(129%)
→ FA移籍した大竹寛の人的補償として巨人から移籍すると、過去2年で一軍登板わずか13試合に終わっていた男の才能がついに開花。肩の不調で後半戦の大事な時期に離脱となったものの、31試合に登板し2勝負けなし2セーブ、防御率0.58という圧倒的な成績を残した。

<その他候補者たち>
・松葉貴大(オリックス)
・比嘉幹貴(オリックス)
・上沢直之(日本ハム)
・西川遥輝(日本ハム)
・森友哉(西武)
・上本博紀(阪神)
・井納翔一(DeNA)
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