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子どもの『感覚を磨く』『センスを創る』小林敬一良ベースボールアカデミー

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■野球の動きの『感覚を磨く』


一連の動きを見て思い出したのは、横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智選手が試合前に自主的に行っているストレッチやバランスだ。筒香選手は筋トレを殆どやらない。そのかわりにブリッジやバランスなどで体を動かす。これは身体各部の「センサー」を鋭敏にする目的があるという。

「そういう部分は共通していると思います。ずいぶん以前から高校の監督を辞めたらこのアカデミーをしたいと思っていました。指導者時代に培ったノウハウを生かして、野球の動きの『感覚を磨く』『センスを創る』ようなトレーニングをしたいと思っていました。
思うように体を動かせないのに、思い通りに打ったり投げたりすることはできません。そして感覚を磨くことで“これはいい感覚”とか“これは悪い感覚”とか、わかるような能力を子どもに植え付けておかなかったら、将来、不振に陥った時などに自分で立ち直ることができなくなります。
こういうことを小さい時からやっていないと、中学、高校と進んでも力任せに体を動かすことになります。
浪速高校で指導しているときも、そういう子をよく見ました。中には高校からトレーニングをしても間に合った子もいますが、もっと小さいころからこれをやっていたら、もっと効果があって、いい選手になっていただろうな、と思ったのです。
それに感覚を磨くことで、ケガも防ぐこともできます。
最初は、小さい子どもを集めてやったのですが、立たせた子どもに柔らかいボールを投げて、それをよけさせるトレーニングなどもしていました。
毎週来る子もいますが、たまに来る子もいます。そういう子でも感覚を取り戻してくれればいいんです。3年前からこのアカデミーをやって、野球がうまくなった子もいますし、手ごたえを感じています。

私は子どもたちの動きを見ているだけです。気になるところがあればチェックしますが、感覚は一人一人の子どもがつかみ取ってくれればいいと思っています。
体験練習にくる親御さんの中には、手取り足取りフォームの指導をしてくれないのか、という人もいますが、そういう方は入会されないですね。現在通っている子どもの保護者の方は私の指導を理解しておられます。体を動かすのに必要なセンサーは、自分で磨いていくものです。私はそのお手伝いをするだけですね」

堺ビッグボーイズの施設を使っているが、他のチームの子どもや、チームに所属していない子どももやってくる。
これまでにない発想で『感覚を磨く』『センスを創る』アカデミー。新たな可能性が発見できそうだ。

KOBAYASHI・BBA(小林敬一良ベースボールアカデミー)は、毎週日曜と月曜の午後6時から90分程度。
堺ビッグボーイズ(〒586-0085 大阪府河内長野市日野1376−5)の室内練習場で行われる。
謝礼は、1回小学生低学年2000円、高学年3000円、中学生4000円(いずれも税別)だ。

(取材・写真:広尾晃)

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